アストロズのジャスティン・バーランダー投手(36)は1日、敵地トロントでのブルージェイズ戦で自身3度目のノーヒットノーラン(NN)を達成した。120球で許した走者は四球の1人のみ、14奪三振。3度目のNNは現役最多、史上6人目となった。
メジャー屈指の豪腕らしく、最後はビシェットを外角97マイル(約156キロ)直球で三ゴロに料理。万歳したところを、殺到したナインからもみくちゃにされた。「意気揚々だよ」。大リーグ公式サイトによれば、右腕はそう胸を張った。過去には9回に安打を許してNNを逃したことが2度あるため「高いハードルを越えなければならなかった。間違いなくスペシャルな瞬間だ」とかみしめた。
今季17勝(5敗)と防御率2・56はともにリーグトップで、8年ぶり2度目のサイ・ヤング賞にも大きく前進した。2011年5月7日も同じBジェイズ戦でNNを達成。「同一チーム相手に複数回のNN」は史上3人目。また、今季メジャーでは5月7日にアスレチックスのファイアーズがレッズ戦で達成して以来2人目だった。