出張マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして強制性交罪に問われた元俳優、新井浩文被告(40)の初公判が2日、東京地裁であった。
検察側は冒頭陳述で「友人らと飲酒後に帰宅し、マッサージを受けている最中に興奮し、犯行に及んだ」とした。新井被告の利用は4回目だったが、予約時に指名していた被害女性とは初対面だったという。
被害女性は別室から映像をつなぐ形で証人として出廷。「自分から受け入れたことは1回もない。ずっと抵抗を続けていた」と証言した。
弁護側は、「意に反した性交に対する謝罪の気持ちは持っている」としたが、起訴された事件では暴行、脅迫を加えておらず、強制性交罪は成立しないと主張した。