派遣マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして強制性交罪に問われた元俳優の新井浩文(本名・朴慶培)被告(40)は2日、東京地裁(滝岡俊文裁判長)の初公判で「暴力は一切やっていません。同意があったと思っています」と無罪を主張した。一方で新井被告は“丸裸”にされた。
被害女性の証人尋問では生々しい行為が明らかになり、性交後に5万円を手渡し、示談金2000万円を提示したことも判明。示談金を拒否した被害女性は「合意はしていません。刑務所に入って反省してほしい」と語った。新井被告は黒のスーツに黒のネクタイで現れた。「本当にすみませんでした」と女性に謝罪し、頭を下げた。ただ、罪状認否では無罪を主張。弁護側も暴行と脅迫はなく、合意があると誤解して行為に及んだとして「強制性交罪は成立しない」とした。
ただ、赤裸々な金額も明らかになった。90分の施術料1万4000円、交通費3000円、指名料1500円の計1万8500円で依頼。検察側によると、同店を過去3回利用し、性的サービス禁止の同意書に署名していた。