芙蓉録

@Fuyo1945

作者:ユキカゼ() 1945年7月23日から9月2日までの出来事を呟きます。

Joined June 2015

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  1. 35 minutes ago

    これをもち、今年の芙蓉録を終わります。ここまで見ていただき、ありがとうございます。

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  2. 37 minutes ago

    「待っていて欲しい。目前のことは影として明日を生きよう。明日の君たちの笑顔とともに生きよう。その限り、君たちは生きて我らと共に在る」 「この大道を行く限り、死も我々の間を引裂き得ない。私はそう思い、そう念じる」 ―大佛次郎『英霊に詫びる(朝日新聞 昭和20年8月21日)』より―  

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  3. 39 minutes ago

    「繕いようもなく傷をひらいたまま、私どもは昨日の敵の上陸を待っている。我々自身が死者のように無感動にせねばならぬ。しかも、なお、その時、君らの影を感じずにいられようか?」  

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  4. 41 minutes ago

    「切ない日が来た。また、これが今日に明日を重ねて次から次と訪れて来ようとしている。生き残る私どもの胸を太く貫いている苦悩は、君たちを無駄に死なせたかという一事に尽きる。これは慰められぬことだ。断じて、ただの感傷ではない。はけ口のない強い怒りだ」  

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  5. 43 minutes ago

    「君たちは還らぬ。私の知っている君たちのほかに、無限に地平に続く影の行進がある。その一人ひとりに父親がおり、妹や弟がいる」  

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  6. 45 minutes ago

    「白い明け方の空に、一つずつ星が消えてゆくように、一人ずつ君たちは離れて行った。身のまわりに幾つかの空洞が出来、耐え難い寂寥の底からも、私どもは歯を喰いしばって勝つ為にと呻くのみであった」  

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  7. 47 minutes ago

    「いつの日にかまた会おう。人なつこげな笑顔が、今も眼に見える。この次会う時は真心からつかみたいと願っていた手の体温も、死者の冷ややかさを覚えしめるのである」  

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  8. 49 minutes ago

    「和歌に熱心な町のお医者さんもいた。その人たちとの心の交流が如何に貴重なものだったかという事実は、失って見てから切実に知ったことである。皆が静かな普通の町の人であった」  

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  9. 51 minutes ago

    「僕を見ると、目顔で笑って包丁を取り、注文はしないでも私の好きな鯒に手際よく包丁を入れてくれた横浜の『出井』の主人もいた。六大学のリーグ戦の時だけスタンドで顔を合わせ、仲善く喧嘩相手になって、シイズンが去るとともに別れてしまう不思議な交際の人もいた」  

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  10. 53 minutes ago

    「出版社の事務机から離れていった友もいる。平穏な日に自分の行きつけた酒場で、よく麦酒を飲みかわし、愉快な話相手だった新聞記者の若い友人もあった」 

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  11. 55 minutes ago

    「その闇には、私の身のまわりからも征って護国の神となった数人の人たちの面影が拭い去りようもなく次から次へと浮かんで来た」  

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  12. 57 minutes ago

    「八月十五日の夜は、灯を消して床に就いてからも眠れなかった。闇に眼をあいていて夢のようなことを繰り返し考えた」  

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  13. 1 hour ago

    ―芙蓉録とは、芙蓉の花が咲きそして散っていく季節と、大日本帝国の崩壊をなぞらえて付けた名前です―

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  14. 1 hour ago

    山田風太郎『同日同刻―太平洋戦争開戦の一日と終戦の十五日』ちくま文庫  

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  15. 1 hour ago

    【文学】 山田風太郎『戦中派不戦日記』角川文庫 ジョン・トーランド, 毎日新聞社訳『大日本帝国の興亡〔新版〕 5 平和への道』早川書房 森正蔵『挙国の体当たり』毎日ワンズ 高見順『敗戦日記』中公文庫 徳川夢声『夢声戦争日記』中公文庫 内田百閒『東京焼盡』中公文庫  

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  16. 1 hour ago

    【扉絵提供】 粟()  

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  17. 1 hour ago

    【写真】 Naval History and Heritage Command () San Diego Air & Space Museum Archives () война альбом ()  

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  18. 1 hour ago

    【占領関連】 河原匡喜『マッカーサーが来た日―8月15日からの20日間』光人社NF文庫 江藤淳, 波多野澄雄『占領史録 (第1巻) 降伏文書調印経緯』講談社 児島襄『日本占領Ⅰ』文春文庫 住本利男『占領秘録』中公文庫 Henry I. Shaw, Jr. The United States Marines in the Occupation of Japan  

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  19. 1 hour ago

    戦後強制抑留史編纂委員会『戦後強制抑留史』平和祈念事業特別基金 井澗裕 境界研究No.2 占守島・1945年8月 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター () 陸上自衛隊北鎮記念館 第九十一師団生存者証言 海軍北千島残留部隊生存者証言  

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  20. 1 hour ago

    小松茂朗『四万人の邦人を救った将軍―軍司令官根本博の深謀』光人社NF文庫 土井全二郎『ソ満国境1945』光人社NF文庫 ボリス・スラヴィンスキー, 加藤 幸広訳『千島占領 一九四五年夏』共同通信社 ボリス・スラヴィンスキー, 加藤 幸広訳『日ソ戦争への道 ノモンハンから千島占領まで』  

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