キャストインタビュー 「ライオンズクラブ」美咲まこさん

吉原高級店で予約完売。いくら稼げるかではなく、どう思っていただけるかに価値がある

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PROFILE

美咲まこ(23歳)

東京都新宿区出身。有名私立大学出身、4か国語を操る才女。裕福な家庭に育ち、幼い頃から一般的なお稽古事は一通りたしなんできたそう。スタイル抜群、美脚の秘密は15年続けてきたバスケットボールと、日々の筋トレ。風俗入りのきっかけは「自分の価値をお金に換算してみたい」という興味本位から。同店のほか、学習塾で事務職を兼業中。嫌味のないサバサバとしたキャラクターで、ファンを多数獲得するランカー。

このインタビューのポイント!

  • さすが吉原高級店!週3日出勤で「収入は軽く月200万以上」
  • お客様に合わせるのではなく、お客様を自分色に染めあげる
  • 吉原で生き残りたいなら新人期間を過ぎてからが勝負

裕福な家庭環境。自分の市場価値を知りたくて。

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――まこさん、美脚!ウエスト細っ!

ありがとうございます。昔から食べても太らないのは体質ですかね。すっごい食べるんですよ!

――学生時代はスポーツ少女だったのですか?

ミニバスケを15年やってました。あとは小さい頃に水泳やバレエ、運動だけでなくピアノ、語学、公文、お茶の教室にも行っていました。母が茶道の師範なんですよ。

――えー!そんなに?完璧にお嬢様じゃないですか。学校もK大学なんですよね?なぜまた、吉原のソープに?

興味本位です。自分に一体いくらの価値がつくんだろうって(笑)。最初に吉原に来たのが3年前です。20歳になってすぐに応募しました。

――価値を確かめるためだけに、ですか?

はい。業種もいろいろあるのは調べて分かったんですけど、自分の性格的にどうせ究極までいきたくなるだろうから、最初から吉原、しかも高級店に行ってみようと。今とは別の店ですけどね。そうしたらなぜか受かってしまって。現役女子大生というだけでもポイントは高かったと思いますよ。

――ちなみに現在、このお仕事は専業なのでしょうか?周りはきっと優良企業に就職していると思うのですが。

昼は学習塾で事務職のアルバイト。就職すると、この仕事が続けられないし、いい会社に就職するとか、社会的地位に魅力を感じないので、自分がやりたいことをやっている感じです。

――いいですね、流されずに自分を持っていて。最初に入ったお店はどれくらい勤めたのですか?

1年半です。当時黒髪のロングヘアだったので、清楚系のお店を選びました。辞めた理由は、常連さんだけで回っているようなお店で、お客様をほぼ網羅したんですよ(笑)。同期もみんな辞めて。現状維持はできても、これ以上はないな、と。

――なるほど。そのあとは?

他の高級店に行ったのですが、お客様に気を遣う前に、女の子同士のいざこざに疲れてしまいました。人気が出始めた途端、財布やドレスも盗られて。怖い怖い(笑)。そのあと、ここに来たんですけど、実は一度辞めて、出戻っているんです。

最近の買い物はクロコの特注バーキン、1200万円也!

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――こちらのお店は出戻り?どんな理由があったのでしょう?

選んだ理由は、個室待機ができたからです。でも入店した当時は正直何もかも最悪だったんですよ(笑)。まず、ホームページのセンスがないし、集客に力を入れていない。お客様は私と、もうひとりの女の子が持っている指名客だけ、っていう日もあって。私は前のお店のお客様で収入は問題なかったんですが、ご新規様が来ないので、キャストはどんどん辞めるし、お客様にもお店の悪口を言われるようになって。さすがに、見切りをつけました。

――そこから再び戻ることになったのは?

オーナーが変わり、かなり店が改善されたと人づてに聞いて。実際にホームページもオシャレになっていてびっくり。面接に来たら内装も超綺麗にリニューアルされているし、スタッフも一新されていたんです。まったく別の店舗のようにいい店になっていました。

――何らかのテコ入れがあったのでしょうね。それがいつの話ですか?

約1年前の話です。最初は“印象が悪い、過去のライオンズクラブ ” のイメージが根付いていたようですが、店の良い評判が次第に広まり、キャストも増え、新規客も入るように。今はすべてが良い方向にまわっていると思います。

――とはいえ、入店当初も前のお店からの指名客が来てくれていたんですよね?

そうですね。長いお客様が多いですし、今はほぼ指名で埋まりますね。昨日も本指4本、ネット指名1本です。キャリアがある女の子はほぼ指名なので、フリーは新人さんにどんどんまわしてますよ。

――ちなみに、昨日は5本でいくらの収入だったのでしょうか?

27万円です。雑費1万引かれて、手取りは26万円でした。

――ひえー!すごい。ってことは月いくらになるんだろう?

私は昼職もあるので週に3日か多くても4日くらいしか出勤していません。時間は12時~22時。月収は軽く200万は越えますね。

――専業でなくてもそこまで稼げるなんて。稼いだお金の使い道は貯金ですか?マンションとか持っていそうですけど(笑)

不動産には興味ないんですけど、自分のお店は持ちたいですね。自分で買い付けたワインと美味しい料理を出すような飲食店。お店を持つにも会社を先に作らなくてはいけないので、その資金のため貯金はしています。外食費も多いかな。ひとりで銀座のお寿司を食べに行くこともありますし。あとは普通にブランド品も買いますよ。バーキンは7個持っています。

――7個!興味本位でお聞きしたいのですが、一番高いバーキンはおいくらで……?

クロコの1200万円です。正直、色をピンクで作ったのは失敗でした。オーダーだから現物も見れないし、革見本だけで決めたら思ったより実用的じゃないし、大きすぎたし、すっかり観賞用になっちゃいました。

「一番売れるのは頭の悪いフリができる賢い女」

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――そこまでいろいろ持っていると、さすがに親にバレませんか?

今は一人暮らしなので、親の前では気を付けていたのですが、怪しまれたことがありました。とっさに「銀座で働いている」と言ったら、「銀座ならいいわ。勉強してきなさい」って(笑)。実は、以前、ソープをやっている時に掛け持ちで銀座でも働いたことがあるんですよ。だから、話もごまかせるし。今も親には、学習塾と銀座の掛け持ちってことにしています。

――接客は銀座仕込みでもあるわけですね。銀座で学び、今の仕事で一番役立っていることは何でしょう?

銀座時代にママに言われた「一番売れるのは頭の悪いフリができる賢い女だよ」という言葉です。私は接客中も、このまんま。かわいく見せようとか、お客様に合わせるとかはしないんです。くだらない話もします。でも、随所に知性は出すようにしています。社会情勢の話もできるし、決して間違った日本語は使わない。言葉遣いにも所作にも気を付けています。

――さすがだなぁ。男性がまこさんに惹かれるのってどんなところなんでしょう。お話する限りでは、かなりさっぱりした感じですけど。

お客様にも「ビジネスパートナーにしたい」とか「友達として長く付き合っていきたいタイプ」と言われます(笑)。高級店なのに、おしゃべりしたいっていうだけの方もいるし。8万2400円も払って。

――たしかに、他の女性が持っていない魅力がありそうですよ。では接客で難しいと思うことはありますか?

120分で、自分色に染めることですね。相手は写メ日記を見たりして、私のことを少しは知っています。でも、こちらは全く知らない。そんな中で、相手を知り、自分色に染めるってなかなか難しい。でも、それができれば必ず戻ってきてくれるんです。

――自分色に染める?相手に合わせるのではなく?

最初は私も一所懸命相手に合わせていたんです。でも、ある時、限界を感じました。100人いたら、100人の自分を作らないといけないじゃないですか。絶対いつかパンクします。そこからは「このままの私を好きになってもらう、私色に染める」、という意識に変えたんです。

――それは今まで聞いたことがなかったですね。確かにそのほうがラク!

過剰なサービスも同じです。自分ができないことを毎回無理してやっても続けられないんですよ。そしていつか飽きられます。だから自分の個性を生かして、その中で精一杯「自分らしいおもてなし」をするのがいいと思うんですよね。

――すごくよくわかります。高級店で働く難しさって何だと思いますか?

新人期間を過ぎたあとに、どこまで頑張れるかだと思います。「新人、未経験」って最初だけの価値だし、そもそもお客様は「どうせ他店で経験したんだろう」と騙されません。だから高級店は人気嬢から売れていくんですよ。自分を気に入ってくれるお客様は必ず出てくるので、まずは自分にもできる、という自信を持つこと。そして、そこから自分の個性は何なのか、みんな試行錯誤をしてきているわけです。

――風俗に入った最初の目的は「自分の価値をお金に換算する興味」でしたよね。その価値を知って、どう思われますか?

今は収入より「どう思っていただけるか、どれだけの人に会いたいと思っていただけるか」が価値だと思うようになったんです。 例えば太客に頼れば、貸し切りになるし、その日の収入は増えるかもしれません。でも、その方が来店しなくなったらゼロです。しっかりとお客様に向き合い、たくさんの指名客で毎日コンスタントに予約が埋まるほうが、価値があるんじゃないかって。それができるようになれば、結果として夢のような収入が現実になりますから。

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取材後記

吉原高級店を数店経験し、現在の『ライオンズクラブ』がダントツで働きやすいと語ってくれたまこさん。取材後「次のお客様は、女性の方なんです」と。聞けば、まこさんのファンで、ただお話するためだけに8万円の料金を払って来てくれるのだとか!アイドルのように崇拝されることが多く、会えてうれしいと涙されることもあるそう。実際は男前な性格なので、そこは親近感(笑)。プレイはきっちり、マットも当たり前。所作や言葉遣いも丁寧に。そして随所に垣間見える頭の回転の早さ。やっぱり高級店だなぁ、と実感したのでした。

みやねぇ

みやねぇ(@mikke_story_myn

吉原 ソープランドのお店

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