ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

やすらぎの刻~道 第106話 清野菜名、風間俊介、佐藤祐基、井上希美… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『やすらぎの刻~道 #106 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. ゴウ
  2. サスケ
  3. フフッ
  4. 幸子
  5. 信子
  6. 三平兄
  7. 子供
  8. 松岡
  9. 一家
  10. 公一
  11. 東京
  12. 名前
  13. 徴兵検査
  14. 百合子
  15. トラック
  16. 一緒
  17. 計画
  18. 結婚
  19. 今日
  20. 根来

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『やすらぎの刻~道 #106 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)

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やすらぎの刻~道 #106 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!

詳細情報
◇番組内容
今は亡き根来三平(風間晋之介)の子供を宿したしの(清野菜名)は、世間の目を欺くため公平(風間俊介)と結婚し出産した。公平は、高嶺の花だったしのとの結婚に心躍らせる。そんな中、ついに公平の元にも徴兵検査の通知が来てしまう。しのと赤ちゃんを守るため、公平はある決意を固める…!一方、公平たちの住む村に松岡一家が疎開してくる。根来家は、東京から来た松岡夫人(横山めぐみ)とその子供たちの世話をすることに…
◇出演者
清野菜名風間俊介佐藤祐基、井上希美、木下愛華、谷遼、須森隆文、横山めぐみ
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
藤田明二
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎テレビ朝日
【プロデューサー】中込卓也テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
 https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
 https://www.instagram.com/yasuraginotoki/

 

 


(根来公平)
昭和18年の夏から秋へ〉

〈戦争の足音が
この小野ヶ沢の山の奥にも

ひたひたと音を立てて
近づいてきた頃

しのちゃんのおなかに宿った
三平兄ちゃんの子供は

はた目にも
明らかに育ってきており

それを
世間の目から ごまかすために

僕は しのちゃんと
結婚する事になった〉

〈そして 10月
赤ちゃんが誕生した〉

〈しのちゃんの体に
触れた事もないのに

いきなり僕は父親になった〉

〈その子の父親は
あくまで僕であり

実は 三平兄ちゃんの子供だ
という事は

本人にも
永久に内緒にする事にした〉

〈その秘密を知っているのは
公一兄ちゃんと信子と幸子

それに しのちゃんと
僕だけだという事を

守り通そうと僕らは決めた〉

♬~

〈産婆さんの名前は
ゆずさんといった〉

〈僕らは 母体が落ち着くまで

ゆずさんの所で
何日かを過ごした〉

〈赤ん坊の顔は
どう見ても猿だった〉

〈見舞いに駆けつけた
信子や幸子は

赤ん坊の顔を見て
かわいいと言ったが

僕には どう見ても
猿の子供にしか見えなかった〉

〈産婆のゆずさんは
「生まれたての子供は

みんな猿みたいな顔をしている」
と言ったが


僕には
どう見ても猿としか思えず

サスケという名前が
自然に浮かんだ〉

〈猿飛佐助のサスケである〉

サスケ! サスケ!
(幸子)サスケちゃーん!

〈しかし
サスケは かわいかった〉

〈何しろ サスケは

この世に出てきた時
初めて会ったのが僕なのであり

僕を頼りにしている事は

その表情を見ても
間違いなかったからだ〉

サスケちゃーん!
かわいいね~!

〈サスケに対する愛情は
僕の心にフツフツと湧き

この子のためなら
命を捨ててもいいという感情が

僕の中で どんどん膨らんでいた〉

サスケ~! サスケちゃん。
フフフ…。

サスケは手がかわいいな。

サスケ。 ん~!

ねえ 公ちゃん。
うん?

あの… サスケって呼ぶの
やめてくれない?

あれ…?

この子の名前 サスケっていうの?

誰が決めたの?

あれ~…?

私 そんな名前にした覚え
ないわよ。

…そうだっけ?

じゃあ なんて呼ぶの?

ゴウ。
ゴウ?

剛っていうのが本名で
呼ぶ時は「ゴウ」。

私 10カ月
ずーっと考えてたの。

この子はゴウ。

強そうでいいでしょ。 ゴウ。

ああ… あっ そうなんだ。

うん そうよ。 ゴウ。

あんた ゴウよね。

そんな サスケなんて
お猿さんみたいな名前なんて

嫌よねえ。 フフッ…。

ゴウか…。

ゴウ。 うーん…。

そんじゃ… そうしよう。

うん。
うん。

〈思えば
ここで言いなりになった事が

僕が その後
しのとの長い一生の中で

尻に敷かれ続けた 最初の
きっかけになったのだと思う〉

〈5日ほど経って

しのとサス… じゃなかった
ゴウは うちに帰ってきた〉

(根来 剛の泣き声)

〈この頃になると

もはや ゴウは
僕の暮らしの一部になっていた〉

〈実を言うと 僕は内心


ゴウが 本当は僕の子ではなく

三平兄ちゃんの
忘れ形見だという事に

もっとこだわるかと
思っていたのだが

その心配は
たちまち吹っ飛んだ〉

〈ゴウは 僕としのの間の
紛れもない愛の結晶だった〉

〈だって…

僕は この子の生命の誕生の
厳粛な瞬間に立ち会っており

しのと一緒に 本気でいきんで

実際に
多少漏らしてしまったのだから〉

貫井司郎さんが訪ねてきたのは

すでに山々の紅葉が終わりかけ

冬の気配が
忍び寄ってきた頃だった〉

〈司郎さんは
三平兄ちゃんの墓参りに

わざわざ
やって来てくれたのだった〉

(貫井)驚いたな しかし。

しのちゃんと君が
一緒になるとはな。

しかも 子供まで
もう作ってるとは。

フフッ… 驚き入った早業だ。

すみません。

いや 三平が きっと
一番喜んでくれてると思うよ。

〈本当の事を言おうかと

のどの出口まで
出かかったのを抑えた〉

学生に対する徴兵猶予が
停止されたのを聞いただろ?

そうなんですか?

知らなかったか?
あっ… はい。

のどかでいいな。
ハッハッハッ…。

学校に行っても

毎日毎日 軍楽隊の稽古ばっかり
やらされてたけど

ついに 我々も
駆り出されるらしいわ。

来週 神宮外苑の競技場で
学徒出陣の壮行会があるそうだ。

司郎さんも出征するんですか?

フフッ… 遅ればせながらな。

君は 今 いくつだ?

19です。

確か 近々 徴兵適齢が
1年引き下げになるはずだぜ。

えっ!?
どこかで そういう話を耳にした。

そしたら 君も いよいよ徴兵だ。

のんびりしちゃあ いられないな。

〈のんびりどころの話じゃ
なかった〉

〈戦争が にわかに
身近に迫った〉

♬~(音楽)

(アナウンサー)「10月21日 朝またぎ
出陣学徒壮行の式典…」

♬~

〈徴兵検査への召喚状は

なんの前触れもなく
いきなり届いた〉

♬~

〈徴兵検査の日まで
まだ少し間があった〉

〈ずっと考えていた あの計画が

僕の頭で 再び鎌首をもたげた〉


♬~

〈俺は やる〉

〈俺は絶対…

やってやる!〉

〈東京から 初めて

松岡さんの一家が
この村に疎開で入ってきたのは

昭和18年も そろそろ
終わろうとしている頃だった〉

〈松岡さんのご主人は

つい最近
南洋で戦死された軍人で

残された一家は そろそろ
東京が危ないというので

つてをたどって

満州開拓団に行ったあとの
若松の空き家に

住む事になったのだ〉

(荒木)この根来の一家が
面倒見ますので

困った事あったら なんでも
遠慮なく言いつけてください。

よろしくお願い申し上げます。

家のほうは 今日からでも
住めるんかい?

大体 ざっと掃除はしましたが

何分 一年近く
人が住んでなかったんで

いろいろと
問題はありましょうから

困った事があったら
なんでも言ってください。

何から何まで
申し訳ございません。

荷物は 1週間くらいうちに
トラックで届くから

みんなで
運び込み 手伝ってあげてな。

はい。
(信子・幸子)はい!

まあ かわいいお子さん!
まだ生まれて間がありませんの?

はい。 まだ生まれて ひと月で。

うわあ かわいい!
お名前は?

剛です。 ゴウって呼んでます。

フフッ… ちょっと
抱かして頂いていいですか?

ああ… ぜひ ぜひ ぜひ!
どうぞ どうぞ。

うわ~! ご主人そっくり!

(2人の笑い声)
アハハ… やわらか~い!

ゴウちゃん よろしくね。
ウフフ…。

〈松岡さんの奥さんは

ここらの女にない
上品でいい匂いがした〉

(百合子)持てる?
(清)持てる。 ありがとう。

(公一)はい もらった。
はい。

〈ハゲ 元気か?〉

〈お前が住んでいた あの家に

今日 東京から疎開に来た
松岡さんっていう一家が入った〉

〈とても上品な奥さんで

百合子さんという16の娘さんと

清くんという
7つの男の子がいる〉

〈百合子さんは
しっかりしたお嬢さんだが

清くんという男の子は
都会の子らしい お坊ちゃまで

山淵の国民学校
これから 一人で通うらしい〉

〈土地の子に うまくなじめると
いいんだが…〉

(信子)わあ… きれいな着物!

これ 相当高いわよ。

松岡さんの奥さんが
置いてったんだ。

(幸子)くれたの?
ああ。

こんな高価なもん
タダで頂くわけにはいかん。

受け取れんって言ったんだが

仕立て直して
お前らに使ってほしいって。

信子。
うん。

(公一)芋穴に 芋の蓄えが
まだ だいぶあるだろう。

うん。
(公一)あれを袋に入れて

明日の朝 少し届けて差し上げろ。

あすこの子たちは
腹をすかしとるようだ。

小麦粉も 少し持って行こうか。
(公一)そうしろ。

東京のほうは
だいぶ食料が不足しとるらしい。

(剛)あ~! あ~!

何を考えてるの?

別に。

この頃 ずっと
何か考えてるみたい。

そうかな?

あ~!

後悔してる?
何を?

(くしゃみ)
フフッ…。

私と結婚した事。

とんでもない!

あっ!

こんなに幸せで
いいんだろうかって

毎日 その事ばっかり考えてるよ。

徴兵検査の事 考えてるの?

いや。

それじゃあ
そんな暗い顔しないで。

暗いか? 俺。

フフッ… 暗いわ。

今の この瞬間の幸せの事だけを
考えるようにしましょうよ。

ああ。

時代には どうしたって
逆らえないんだもん。

ああ。

〈ところが 実は
ここんとこ ずっと

僕は その…

時代に逆らう事を
頭の中で考えていたんだ〉

〈それは 大真面目で
全く無鉄砲な考えだった〉

〈鉄兵兄さんとも
三平兄ちゃんとも違う

いわば 全くむちゃくちゃな
命を張った その計画〉

〈しのとゴウのためなら
それをやってやる〉

〈いや やれる〉

〈僕の心は もう決まっていた〉

(信子)兄ちゃん!
(幸子)公平兄ちゃんが大変なの!

(才賀)トラックの下敷きに
なったんだって?

足が残ってるだけ まだましだよ。

〈激痛の中で
僕は非国民になった〉