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【ドラニュース】

報われない好投…大野雄に援護を 2失点バレへの投球「後悔ない」

2019年9月2日 紙面から

中日-ヤクルト 7イニング6安打3失点で8敗目を喫した先発の大野雄=ナゴヤドームで

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 勝ち星が遠い。「負けがつくのは簡単なんですけどね」。大野雄の言葉に自嘲が交じるのにも無理はない。7イニングを6安打3失点。3戦連続で好投しながらも8勝目はならず、逆に8敗目を喫し、淡々と言葉を紡いだ。

 1回1死二、三塁。150キロの内角直球で詰まらせたバレンティンの打球が中前に落ち、2点を失った。「初回だし、あんなところで四球にしていたら投手じゃない」。勝負にいった選択にも、勝負球にも「後悔していない」と言い切った。

 7回1死一、三塁から暴投で失った3点目も「しかたない」と割り切った。「ピンチで低めに投げないといけない」と強調。「加藤もあの球以外はしっかり止めてくれていた。次は止めてくれると思う」と女房役を責めることもなかった。

 この日で今季の投球回数は149イニング1/3となり、2年ぶりにシーズン規定投球回に到達した。207イニング1/3を投げた2015年、165イニングの14年に次ぐ数字。「開幕前は口では言っていたけど、しっかり回れる自信がなかった」。積み重ねた今、不安は自信に変わった。

 

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