当局もメディアも事件を矮小化して騒ぎませんでしたが、スプートニクは報じていました。
今年1月24日、フランスーチュニジア間を結ぶトランサヴィア航空機内での出来事です。
チュニジアからパリに向かっていた飛行機が、進路を変更してニースに緊急着陸しました。
乗客の1人が「アラー・アクバル」と叫んでコックピットに入ろうとしたためです。
フライト中に1人のチュニジア人の男(30歳くらい)が「お祈り」を始め、“邪魔された”と逆恨みされた客室乗務員が殴られました。
その後警官たちに連行される時抵抗して「アラー・アクバル」と叫んでいるのが聞こえます(13秒あたり)。
Nice-Cote d'Azur 空港で警察に連行されたチュニジア人は精神鑑定を受けたようです。
乗客たちはニースで一泊して翌日チュニジアへ出発することになってしまいました。
https://sputniknews.com/europe/201901251071823905-passenger-incident-paris-tunisia/
最近新たにビデオがツイートされてどういう場所で祈っていたのか判明しました。
映像からもわかるように、狭い機内の通路というとても邪魔な場所でお祈りを始めました。
客室乗務員が機長に報告していますが、ムスリムはお祈りをしてからおもむろに立ち上がり、客室乗務員をパンチします。(冷静で気がふれているようには見えません)
https://voiceofeurope.com/2019/08/france-praying-muslim-passenger-attacks-flight-attendant/
こんなことは実はフランスでは何でもないのでしょう。
これより前の2018年9月13~14日にかけて、フランスのNîmesで人ごみの中に車で突っ込んだ男がいましたが、テロではないかという疑いを警察はすぐに却下しました。
目撃者によると「アラー・アクバル」と叫んでいたそうです。
午前1時半ごろ、毎年行われる地元のブドウ収穫祭の準備に集まっていた50人くらいのグループ目がけて白のプジョーが突っ込みました。テロ対策用のバリケードのおかげで2人が怪我(入院しました)をしただけで犠牲者はいませんでした。
男はすぐに逃げようとしましたが、まわりの人たちに取り押さえられて駆け付けた警官に逮捕されました。
目撃者がAFPに「アラー・アクバル」と叫んでいたと述べていますが、フィガロによると警察はテロの疑いを直ちに却下したということです。
モンペリエの検察によると、犯人は群衆に取り押さえられた後逮捕の間「精神錯乱状態」だったということで、警察の広報官は反テロチームではなく通常の警察の捜査となると述べました。警察でもまだ動機がわからないということです。
2017年9月の記事でも紹介しましたが、マルセイユで起きたバス停へのテロ事件も精神疾患のせいにして犯人の素性を隠しテロではないと言い切っています。
日本でも韓国人が無差別殺人を企てた靖国爆弾事件をマスコミは靖国爆発音事件などと呼んでいます。(この韓国人犯人は懲役4年、府中刑務所で服役中です)
北朝鮮のミサイルもいつからか飛翔体と呼ばれているようです。
安倍首相が「非正規という言葉をこの国から一掃する」と強調すると、根本厚労大臣は「非正規と言うな」と省内に通知を出して「非正規」を消し去ろうとしました。
酷いことを矮小化して些細なことにしてしまう。
または報道しないで隠蔽、定義や呼称を変えて消滅させる(日本の場合)。
受入国に馴染まない移民を大量に入れてしまった政府とメディアには、こういう姑息な手段で社会が悪化していないと思い込ませようとしています。
しかし、どんな呼び方で呼ぼうと、事実や起きている事件の内容は変わりません。
今まで1回でも何かを盗んだら窃盗ですが、今後は10回盗んだら初めて窃盗罪が成立すると言われて、窃盗犯が減ったと喜びますか?
要するに、矮小化しないと酷さが目立ちすぎてどうにもならないくらい事態や治安が急速に悪化しているということなのです。
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昨日、リヨン近くでまたバス停で待っていた人を襲うアフガン難民のテロがありました。
1人が亡くなり少なくとも9人が怪我をしています。
テロではないと当局は言っているようですが、イスラムテロなんです。
その理由も含めてこの事件は次回の記事で書くことにします。