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【野球】

「たたき打法」で隙なし11点 富士シャークV、中スポ杯少年野球

2019年9月1日 紙面から

優勝した富士シャーク=志段味スポーツランドで(高野行正撮影)

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 学童軟式野球の中日ドラゴンズ・中日スポーツ杯少年野球大会最終日は31日、名古屋市志段味スポーツランドであり、6年生以下のAリーグ決勝は富士シャークが11-1で木曽川JBCを破り4年ぶり2度目の優勝を飾った。富士シャークは田村貫汰遊撃手(春日井市立神領小6年)が2回に満塁走者一掃の適時三塁打を放った。5年生以下のBリーグはレッドビッキーズが初、4年生以下のCリーグはファイヤーボーイズが6年ぶり2度目の優勝を果たした。

 富士シャークは2回無死満塁で田村が右越えに走者一掃の三塁打を放ち木曽川JBCを突き放した。長打力を見せつけたヒーローは「あの場面はゴロを打っても意味ない。思い切り振って走者を返そうと思った」とチャンスを回してくれたチームメートに感謝。「外角が多かったから、反対方向を意識した。いい感じで芯に当たりました」と振り返った。

 1回に3点を先行したあとに、ライバルの息を止める価値ある追加点。今井重光監督(55)は「しっかりと守って点を取るときは取る。うちらしい野球ができました」と快勝にご機嫌だ。

 富士シャークは5年生のBチームだった昨年に続く大会2連覇。今年も2月のスギモト杯、5月のゲイ杯とジュニアベースボールリーグ愛知の公式大会を制し県内では無敵を誇る。田村のほかにも4打席すべてで計5打点をあげた荒田、先発で4イニングを1失点と好投した豊島が活躍。エンドランではたたき打法を決めるなど隙のない試合運びを見せた。 (高野行正)

 ◆6日にナゴヤDでVセレモニー 富士シャークナインは6日にナゴヤドームで行われる中日-DeNA戦に招待される。試合前セレモニーで優勝を紹介され、中日選手と一緒に守備位置について、始球式に臨む。

 ◇個人賞▽Aリーグ最優秀選手賞 田村貫汰(富士シャーク)▽Aリーグ優秀選手賞 山田佳穂(木曽川JBC)▽Bリーグ最優秀選手賞 坂田一翔(レッドビッキーズ)▽Bリーグ優秀選手賞 堀田将大(ブラックサンダーズ)▽Cリーグ最優秀選手賞 榊原諒太(ファイヤーボーイズ)▽Cリーグ優秀選手賞 飛田英史郎(北名古屋ドリームス)

▽Cリーグ決勝

ファイヤーボーイズ00037―10

北名古屋ドリームス00410―5

 (5回コールドゲーム)

(フ)榊原、野津-野津、榊原

(北)出井、日江井、前田、三島-三島、日江井

▽Cリーグ3位 富士シャーク、守山ボーイズ

▽Bリーグ決勝

レッドビッキーズ2001010―4

ブラックサンダーズ0000100―1

(レ)坂田-山田

(ブ)川上、山口、川口-大橋、堀田

▽Bリーグ3位 ドリームボーイズ、ファイヤーボーイズ

▽Aリーグ決勝

富士シャーク3402110―11

木曽川JBC0001000―1

(富)豊島、竹内大、竹内球-黒田

(木)河田、高野-岩田

▽Aリーグ3位 名古屋ドジャース、名古屋サウスブロンクス

2回表、富士シャーク無死満塁で田村が右越えに走者一掃の適時打を放つ

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