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【グラニュース】

Uー18三井、来季トップ昇格内定 「レジェンド」楢崎&川口が指導の有望GK

2019年8月31日 11時25分

来季のトップチーム昇格が内定した三井(左)と石田

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 名古屋グランパスは31日、Uー18のGK三井大輝(18)とMF石田凌太郎(17)の来季トップチーム昇格内定を発表した。三井は、ともに昨季限りで現役引退したOBの楢崎正剛クラブスペシャルフェロー(CSF、43)、日本協会の川口能活育成コーチ(44)から指導を受けた期待の星。レジェンド守護神たちから伝授されたGK道を突き進み、プロ1年目から正守護神の座を狙う。

 身長189センチ、体重82キロの恵まれた体格に、クラブの未来がつまっている。愛知県日進市出身で小学6年から下部組織でプレーしてきた三井。今年に入り指導を受けたのが、2人合計でJ1・1052試合、国際Aマッチ193試合出場のレジェンドコンビだった。

 CSFとして下部組織のGKを指導する楢崎さんからは、基礎技術の大切さを口酸っぱく言われている。「キャッチ1つこぼさない基本技術です。ボールを挟みこむのではなく、壁を作って正面で受ける方法を教わっています」

 Uー18代表のポルトガル遠征でコーチだった川口さんからは、守護神としての心構えを教わった。「世界でも、Jリーグでもボールを怖がっていたらダメと言われます。ゴールを守る選手としてけがを恐れていてはいけない、と」

 山口アカデミーダイレクターは「(三井は)恵まれた高さや腕の長さに加えて、後ろからのビルドアップで足でもプレーできる」と話した。グランパス入団時に転向を勧められるまでFW。サイズの大きさに加え、高い足元の技術を持つ。

 ここ2年はオーストラリア代表ランゲラックが不動のGKだが、「来年の開幕戦から出るという強い気持ちで臨みたい」と意気込む。外国人選手に負けない体、楢崎直伝の技に、川口流の心―。日本で唯一であろう貴重な経験を糧に、正守護神争いに挑戦する。

(牧原広幸)

 

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