ボートレース下関 護岸壊れる
下関市のボートレース下関で海からの波を防ぐ護岸が壊れ、予定していたレースを急遽、8月29日から中止している。国土交通省の工事が影響したとみられている。ボートレース下関によると、29日午後1時頃、職員が競走水面の西側にある護岸が滑り落ちるように壊れていくのを目撃した。護岸は幅およそ20メートルに渡って壊れていて、ボートレース下関では十分な水位を確保できないなどとして29日から9月4日までの7日間に渡って予定していたレースを急遽、中止とした。壊れた護岸の海側では国土交通省九州地方整備局が高潮対策のために水門の整備を進めていて、海の石を取り除く工事が影響したとみられている。九州地方整備局では「因果関係については、これから究明する。9月14日からのレースに間に合うよう整備局で復旧工事を行いたい」とコメントしている。また、水位が下がったことで、選手がボートに乗るためのピットと呼ばれる施設も破損している。ボートレース下関によると今回のレース中止に伴う損失は少なく見積もっても28億円に上るという事だ。
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