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2019-09-01

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・今日は、「ほぼ日手帳2020」発売の日だから、
 ずいぶんごぶさたしていた人だとか、
 はじめて「ほぼ日」に来てくれた人だとかが、
 これを読んでくれるかもしれないですね。
 だから、なんかいつもとちがうことを書こうとか、
 ちょっとくらいは張り切って思ったのですが、
 ま、いいや…いつもの感じで行きます。

 旅先で、ローストビーフのおいしい肉屋さんを教わって、
 話のたねに買ってみようかと、買って帰ったのでした。
 ローストビーフだけでなく牛肉コロッケも買いました。
 ほんとは焼豚も買おうかと思ったのですが、
 そんなに食べ切れないかもしれないと思い、やめました。
 その肉屋さんは、山の坂道のさらに細くなったところ、
 小さな食品マーケットのなかにありました。
 名物らしいローストビーフを目指して来る人のために、
 駐車スペースも何台分か用意されていました。
 肉もおいしそうでしたが、加工品の数がすごいんです。
 ハムやらソーセージやらシチューやらベーコンやら、
 カツやらコロッケやら、イカやらアジやらのフライやら、
 まだあったけど憶えきれなかったのでした。
 正直に言いますが、ぼくはローストビーフというものが、
 それほど好きではないのです。
 嫌いだとは言いませんが、好んで食べてはいなかった。
 ですから、それほど期待もせずに買ったわけです。

 ところが、家に戻って、早速その夜に食べたら、
 これがまぁ、うまいんだなぁ、うまいうまいうまい! 
 コロッケもメンチもうまかったし、
 好みじゃないはずのローストビーフは、うまかった。
 まいったなぁ、どうしてあの場所に、こんな店が? 
 そう思って詳しい人に訊いてみたのでした。
 「あそこあたりは、周囲が別荘地なので、
 そこのお客さんがいろんな贅沢を言うせいで、
 それに応えようとお店が育ってったらしいよ」とのこと。
 ははぁ、よくお客が店を育てるの典型的なケースですね。

 で、そういえばと無理やりのように言いたくなるのが、
 今日から2020年版が発売の「ほぼ日手帳」のことでした。
 同じです、お客さんが育ててくれるんですよね。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
毎日、なにかしらおもしろいと思います。よろしくねー。


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