ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

べしゃり暮らし 第6話 間宮祥太朗、渡辺大知、矢本悠馬、小芝風花… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

べしゃり暮らし #6【森田まさのり原作×劇団ひとり演出×間宮祥太朗主演】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

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  20. 男性

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べしゃり暮らし #6【森田まさのり原作×劇団ひとり演出×間宮祥太朗主演】』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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べしゃり暮らし #6【森田まさのり原作×劇団ひとり演出×間宮祥太朗主演】[字]

「ROOKIES」「ろくでなしBLUES」の人気漫画家・森田まさのり最新作を連ドラ初演出・劇団ひとり×主演・間宮祥太朗で初映像化!笑いあり涙あり!令和最初の夏がアツくなる!

詳細情報
◇番組内容
漫才日本一を決めるNMC決勝進出を決めたコンビ・デジタルきんぎょの藤川(尾上寛之)が、非業の死を遂げた…。一同が深い悲しみに沈む中、相方の金本(駿河太郎)だけは藤川の遺体との対面もそこそこに、レギュラーラジオの生放送へと向かう。平静を装う金本は、代わりに圭右(間宮祥太朗)を座らせて何事もなかったように喋り始めるが、やがて想いは溢れ…。金本の魂の叫びを間近で感じた圭右は、思いもよらない行動に出る!
◇出演者
間宮祥太朗渡辺大知、矢本悠馬小芝風花中川知香駿河太郎、尾上寛之、波岡一喜山口祥行黒坂真美徳永えり寺島進
◇原作
森田まさのりべしゃり暮らし』(集英社
◇脚本
徳永富彦
◇演出
劇団ひとり
◇音楽
髙見優、信澤宣明

【主題歌】B'z『きみとなら』(VERMILLION RECORDS
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子テレビ朝日
【プロデューサー】浜田壮瑛(テレビ朝日)、土田真通(東映)、髙木敬太(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/beshari/
☆Twitter
 https://twitter.com/beshari_ex
☆Instagram
 https://www.instagram.com/beshari_ex/
☆YouTubeチャンネル
 https://www.youtube.com/c/beshari_ex/

 

 


(藤川則夫)
どんなもんじゃーーー!

(金本浩史・藤川)どうも~!
デジタルきんぎょです。

やりましたよ ついに!
決勝進出!

(藤川球児)
やっぱ 嫌や。 見いひん。

(上妻圭右)父ちゃんの仕事は
よーく見とけ。

よっしゃー!

なあ 金本。
なんやねん。

やっぱ ええわ。
なんやねん。

いやあ もう 優勝はもらったわ。

3階から落ちてくる そうめん
取るの難しいぞ!

(藤川)左や 左。 左!

(金本)バシャー! バシャー!

ああ…。

お父ちゃんの漫才
ごっつおもろいな。

一番やったわ!

自分 その変な関西弁
絶対やめたほうがええ。

今日は ええ日やな。

金本…。

♬~

「“わたしのかぞく"」

「2年3組 藤川球児

「僕は お父さんが
あまり好きではありませんでした」

「なぜかというと 漫才で

お母さんの悪口を
言ったりするからです」

(辻本 潤)だったら お前
はっきり言わせてもらうぞ。

ああ。

関西弁 やめろ。 もう使うな。

おもんない。
合ってへんねん お前に。

それで ほんま
おもろなるから。

それだけ言うとこうと思うた…。
ああ ああ。

わかった わかった。
ああ。

だからさ おめえはさ
そうやって ずっと 俺を

心の中で馬鹿にしてたんだろ?

はあ?
俺の関西弁を

馬鹿にしてたんだろっつうんだよ。
なんでやねん!

藤川さんとかに言ってな!
なんで そうなんねん!

(球児の声)
「でも おとつい 東京で

お父さんの漫才を
初めて生で見ました」

(球児の声)「お客さんは
みんな笑っていました」

「僕も 面白い 面白いと思って
たくさん笑いました」

(電話)
(藤川尚美)はいはい。

(球児の声)「みんなを幸せにする
お父さんは

すごいなと思いました」

「かっこいいなと思いました」

「だから 僕は
今は お父さんが大好きです」

私ですけど…。

SHIZUーJUNも
解散して当然だわ!

おめえみたいな奴じゃよ!

あ…?
なんだよ?

SHIZU-JUNは
関係ないやろ!

関係あんだろうがよ!
てめえみたいな奴と

やってられっかっつってんだよ!
はあ? 何言っとんじゃ コラ!

「僕も大きくなったら

お父さんみたいな漫才師に
なりたいです」

失礼します。
川崎先生 すいません。

藤川くんのお母様から
電話があって…。

藤川くん ちょっといいかな?

♬~

(子安蒼太)あっ…!

♬~

おはよう。
ああ…。

なんか
ずっとスマホ鳴ってたよ。

携帯 どこや?

なんや? これ。
酔うてんのか?

ねえ。

今日 夜のラジオまで
仕事ないんでしょ?

(金本)ああ。
買い物 付き合ってよ。

うん…。

(携帯電話の振動音)

はい。

(下柳輝弘)
「どこにおんねん ボケ!」

「さっきから
何回かけてる思てんねん!」

(ため息)

こっちは頭痛いねん。
ごつい声 出すな。

「…ええか?」
ああ?

「落ち着いて聞けよ」


落ち着いてるわ。 なんや?

「藤川が死んだ」

…ああ?

「藤川が… 死んだ…」

おい! 大阪の田舎もんがよ!

ちょっと やばいって…!
やばいって!

聞いて ちょっと! ねえ もう…。
何言うとんねん!

そんな事してる場合じゃ
ないから!

(荒い息遣い)

(男性)金本じゃないですか?
(男性)金本だ。

(男性)おっ! ハハハハ…!
金本さん こんにちは。

どうっすか? 一緒に。
金本。

(カメラのシャッター音)
シカト? 何撮ってんだよ…。

(2人の笑い声)

いいじゃないですか。
俺も…。

怖い顔しないでさ。
どうっすか?

ヘヘヘヘ…。
来た 来た 来た 来た…。

(カメラのシャッター音)
なんすか? なんすか…?

(携帯電話の折れる音)

(金本)うっ…!

(男性)オラッ!

終わった?

行くぞ。

(携帯電話の着信音)

はい もしもし…。

「あっ 金本さん…?」

おう。 どないしてん?

ほんまなんですか?

藤川さん…
し… 死なはったって…。

…らしいな。

「えっ… どこなんですか?
運ばれはったの」

慶明大病院や。 行ったれ。

「金本さんは?」

(ドアの開く音)

あんた…。

嘘やろ?

あんた…。

なんとか言うてえな…。

なあ… 私ら 置いてかれたら
どうしたらいい?

なあ…。

なあって…。

(泣き声)

(尚美)なあ…!

(ドアの開く音)

しょうもない…。

何が おもろいねん。

どこ行くんすか?

仕事や。

金本さん…!
(子安)ちょっと 圭右くん…!

金本さん…。

金本さん
ちょっと待ってくださいよ!

金本さん!
(子安)ちょっと 圭右くん…。

しょうもないって なんすか!?

相方 あんな事になってんすよ!

他に もっと
言う事あるんじゃないんすか!?

藤川さん
あんたの事 尊敬してたって…。

あんたの事 天才だって…。

あんたの相方でいられて
誇りに思うって言ってたんすよ。

あんたは 他に
もっと言う事ないんすか!?

お前 最初
俺に似てる思たけど ちゃうわ。

藤川に似てるわ。

(金本)
その 必死で暑苦しいとこが…

藤川そっくりや。

金本さん!

乗れ。

はあ?

ついてこい。

(下柳)ほな 尚美ちゃん
うちら 行くわ。

(尚美)うん。

(下柳)また明日来る。
(尚美)ありがとう。

(本家爆笑王)金本!

あっ お疲れさまです。

どうしたんだ? お前 それ。
ケンカか?

すいません 遅れまして。

いや 無理しなくていいから
今日はよ 代わり…。

普通にやりたいんです。
いつもどおり。

いつもどおりって お前…。

あっ 本爆さん 一ついいっすか?
(本爆)ああ。

こいつ 藤川の代わりに 俺の前に
座らせとっていいですか?

は? えっ 俺がっすか?

なんもしゃべらんでええねん。
いや…。

藤川の席に座っとってくれたら
それでええから。

(ノック)

はい。
(望月ひかり)失礼します。

(ドアの閉まる音)

(ひかり)
これ お借りしてきました。

ありがとう。

金本くんが何言うてくれはるか

この人も聴きたいやろうから。

いろいろお世話になりました。

いえ…。
ありがとうございました。

失礼します。

はあ… どないしてん?

お前 座れや。

…はい。

いつもどおりって言うけど
ニュースにもなってるし

藤川の事
リスナー みんな 知ってるぞ。

これは… 東京で唯一の
俺ら2人の番組なんです。

藤川と俺で築き上げてきた


めちゃめちゃ
おもろい番組なんです。

いや… ちゃんとやらな
藤川に怒られますわ。

せやから
今日もリスナーを笑わす。

いつもみたいな あほな話もするし
コーナーもやる。

金本…。

コーナーのメールとはがき
まとめといてもうていいですか?

…わかった。
(金本)大丈夫すって。

(ドアの閉まる音)

やらなあかんねん。

『デジタルきんぎょの
真夜中ラジオ』!

♬~(音楽)

(金本)「はい というわけで
今週もやって参りました」

「『デジタルきんぎょの真夜中ラジオ』
よろしくお願いします~!」

「いや 真夜中 これ 結構
ずっと言ってるんですけど

真夜中言うてるけど
まだ22時やからね」

「なんなんすか? 本爆さん」

「感覚 完全 おじいちゃんやんか」

「いや もう頼んますよ」

真夜中言うてる場合
ちゃいますよ。

いや もう そんな事
どうでもいいんですよ。

どうでもいいんですよ。

今夜はですね 皆さんに
大切な報告がございます。

(金本)「我々 デジタルきんぎょ

NMC決勝進出致しました」

よっ! お~い! いやあ…。

初ですよ。

いや 苦節15年目にして
やっとファイナリスト。

いやあ よか… 長かったわ~。
ねえ。

いや ほんまに長かった。

まあ でもね こうなったらね

どうやって辞退したろかな思うて。

いや 辞退すんのか 俺!
っつって。

いや もう…
辞退したろかな思うてね。

いや こうなったらね
NMC史上初の事

いろいろやったろかな
思うてるんですよ。

なんか 相方代わってたりしたら
おもろいやろ?

「なんか
そこら辺の知らんおっさんと

出たろかな 俺もう。
本爆さん 出ます?」

「聴いてる人
多分 顔わからへんから

出ても大丈夫やと思うんで」

いやいやいや まあまあまあね

そういう事で
お送りしておりますけども

いや もう長かったわ。

いや こんなんどうやろ?
そしたら。

ほんなら あの…
俺らが決勝のネタやってる時に

さっぽろ雪まつりの映像
流しとこか。

センターマイクだけ
ドーンって置いて そこに。

これ 初やろ? 初めてやろ?

まあ あれや あの…

どでかい雪のアンコールワット
見せて… 見せつけたりましょう。

ねえ。 ハッ…。

いやいやいや おかしいでしょ。

なんで急に雪まつり
映すんですか?

どうするんですか?
それ めちゃめちゃウケたら。

いや 待って 待って 待って。

優勝しちゃったら
どうするんですか?

来年から みんな 祭り流しますよ。
誰? とりあえず。

いや 上妻ですよ 上妻。

(金本)いや 上妻言うても
誰も知らんからな。

いいんですか?

あいつもあいつなりに
金本の力になろうとしてんだろう。

よし ぼちぼちコーナー いこうか。

いや もう誰か全然わからへんから
もうコーナー いくわ。

ええっ?
今日… コーナー いきます。

イカしてる~!」のコーナー。

おっ!
(拍手)

えー この人 いきますよ。

僕の友達はイカしてます。

今日も仲良くケンカです。

(金本)「言いたい事 言い合って
殴り合いのケンカをして

目の上にハートの青あざが
できてます」

イカしてる~!

いや イカしてへんやろ!
誰やねん? これ 送ってきたん。

はにかみ工場長や。

「あっ 出た。 はにかみ工場長」
(金本)「はにかみ工場長」

「すごい送ってきますね やっぱり」

めっちゃ送ってくんねん こいつ
なんやろな。

まあまあ
でも いいんやないですか。

まあまあまあ
信頼してるって事やろうな。

まあまあ そうですね。
まあまあまあ。

「それだけ
信頼し合ってるからこそ」

(金本)「いいやん いいやん。
まあな」

言うべき事っちゅうのはな

言いたい時に 言える時に
ちゃんと言うとかなあかん。

やっぱ ええわ。
なんやねん 言えや。

ええわ。 また今度 言う。

(金本の声)ほな 俺も
言いたい事あったけど

また今度にするわ。

そう…。

言うべき事は…

言える時に…

言うとかなあかんねん。

いや 本当そうですよね。

言うべき事は言える時に言って

で まあ 殴り合いになっても
結果…。

でも 金本さんだってね
今 あざ作って

ハート形に見えなくもない。

それは もう 目の下 ハート形に
見えなくもないですよ。

うん。 それもイカしてる…。

死んでどないすんねん ボケ!

俺を笑わせるて…。


俺を絶対笑かすて…

送ってくれたんとちゃうんか?

NMC決勝 残ったんやぞ。

(金本)「笑わせろや…」

笑わせろや 藤川!

(金本)「俺ら
やっとここまで来たんやないか」

「ここからやろ」

(金本)「死んだらあかんやろ」

嫁子供 残して
どないすんねん!?

(すすり泣き)

金本 言えばいいよ 藤川に。

俺がアメリカから帰ってきた時

お前見て びっくりしたわ。

2カ月で
どんだけキャラ変わっとんねん。

(金本)どんだけ必死やねん。

(金本)「俺が一生懸命考えたネタ

何 アドリブでぐしゃぐしゃに
してくれてんねん」

なんで それまでみたいに
せりふ噛まへんねん。

(金本)「何 生き生き
嬉しそうに漫才しとんねん」

お前… どんだけ成長しとんねん。

ウケすぎやろ。

すごい奴やて思うた。

(金本)頑張りよってんなって…。

(金本)「努力する才能って
こういう事かって」

(金本)「嬉しかった」

「お前に恨まれてもな

これで
デジきんが売れるんやったら

それでええって思うた」

そやのに…。

俺を尊敬してたって
なんやねん。

誇りに思うてたんは
俺のほうや。

そんな才能持ったお前が
相方でいてくれてる事が…。

俺の… 誇りやってん。

♬~

そや…。

あの時 これ言いたかってん。

お前 多分
今 一番おもろいぞ…。

♬~

よかったな。
褒めてくれてはるで。

♬~

(嗚咽)

藤川が
金本に言いたかった事…。

えっ?

いや さっきのメール…。

ああ…。
金本さんを笑わせるって…。

藤川は

NMC優勝より大事な事がある
言うとった。

俺には もっともっと大事な事が
あんねん。

天才 金本の相方として。
(下柳)なんや?

まあ…

いつか あいつにも言うたろ
思うてんねんけどな。

なんやねん 言えや。

言わへん。
(下柳)言えへんのかい!

ハハハ…!
なんや それ。

そのうち
嫌でも わからしたる。

自分が天才やと認めてる
相方 金本を笑わせる事こそが…

藤川にとって
一番大事な事やったんやと思う。

(子安)今日 決勝の日だね。
ああ。

(鳥谷静代)あほやわ 則夫さん。

せっかく これからや
いうとこやったのに…。

あほや…。

金本さん
いなかったよな。

(芸人)この前のデジきんのラジオ
聴いた?

(芸人)ああ。 あの金本さんが
すっげえ泣いてたやつだろ。

(芸人)完全に 好感度アップ
狙いにいっとったよな。

(芸人)っつうかさ
あの人たち 仲悪かったよな。

(芸人)泣いたんも
金本さんの計算ちゃうか?

(芸人)いやいや
金本さんがやりそうだけどさ…。

(芸人)やるやろ あの人やったら。
(芸人)いや わかるけど…。

あんたら 芸人っすか?

ん? ああ。

やめてもうたほうが
ええんちゃいます?

なんじゃ ワレ。

コンビの事はな
コンビにしかわからへんのじゃ!!

何すんのじゃ! コラ! ワレ!

何が好感度アップや。
(芸人)ああ!?

金本さんが あのラジオ
どんな気持ちでやったか

わからへんのやったらな
芸人なんか やめてまえーっ!!

(静代)潤…! 潤!
来いや!

来いや 言うとんねんって!
(静代)潤!

おい!
お前らなんかな 芸人 名乗んな!

びっくりした。

潤 めったに
あんなキレ方せえへんのに。

すまん…。

ううん。 私も同じ気持ちや。

私な
漫才新人グランプリ 出んねん。

えっ… そうなんか。
うん。

誰と?
はるか。

コンビ名
ニップレスっていうねん。

また えらいコンビ名やな。
はるかが付けたんやで。

潤も出るんやろ?
漫才新人グランプリ。

ああ。

あの大会
デジきんさんが初代王者やもんな。

そやな。

私ら

デジきんさんに負けへんような
コンビになる。

絶対負けへんから。

ニップレスなんかいうコンビに
負ける気せえへんわ。

(静代)だから
それ 考えたん はるかやから!

どういう意味… 意味なん?
違う 違うねん。 ほんまに…!

(司会)「2018年
ニッポン漫才クラシック

優勝は…

サボテンミサイル!」

(芸人)「よっしゃー! やった!
うわあ…!」

(司会)「おめでとうございます!」
(芸人)「ありがとうございます」

(上妻しのぶ)お父さん…。
(上妻 潔)うん?

あのお客さん もしかして…。

頼んでませんけど…。

(潔)なんで死んだって
疑問と後悔ばっかりか?

俺は かみさんを亡くしたよ。

もう 10年も前の話だけどな。

いろいろあってな…。

(潔の声)いっとき 店に
客が全然来なくなっちまってよ。

しょうがねえから

かみさん一人で
外に働きに行かせてた。

ところが
働き詰めの無理が たたって…。

(潔の声)そのままよ。

いろんな奴を
恨んでみたりもしてみたが

結局 悪いのは…

全部 俺だ。

後悔だけが残った。

(潔の声)いっそ
店を閉めちまおうかとも…。

けど それは違う。

かみさんを失った
悲しさや寂しさが

そう思わせてるだけで…。

やるべき事はわかってた。

♬~

(潔の声)そば屋は
そばを作ってなんぼだ。

うめえそばで
喜んでもらってなんぼだ。

早く食いな。

おごりだ。

俺が芸人にタダで振る舞う
最後の一枚だ。

俺の中の けじめの一枚。

それが 今 ようやく出せる。

♬~

食べてください。

きそば上妻のもりそば
本当においしいんです。

♬~

♬~

すまんかったな。

えっ?
いや…。

優勝したら ここで打ち上げやる
言うてたのに…。

いやいや…。

あれからな

相方ってなんやろう? って
よう考えたんやけど

結局わからん。

ようわからんけど

あいつが死んだ今頃になって
ほんまのコンビになれた気するわ。

芸人はな

舞台に立ったから芸人
ちゃうねん。

そっから
だんだん 芸人になっていくんや。

コンビも そや。

いろんなもん乗り越えて
じっくり時間かけて

ちょっとずつ ちょっとずつ

相方になっていくんやろな
きっと。

上妻
ぶつかったらええねん コンビは。

お前ら
もっともっと おもろなれる。

ありがとうございます。

♬~

やめるわ。

えっ?

いや… 関西弁。

つい言っちまうんだよな 癖で。

まあ 癖だからよ

すぐには
直らねえかもしれねえけど…

使わねえようにするよ。

どないしてん?

あのな!
これだけは言っておくぞ。

お前に言われたから
やめるんじゃねえからな。

これは 藤川さんの遺言だからな。

♬~

♬~

いつか超えなな。

ああ。
んなもん 超えるしかねえだろ。

おう。

上妻 YCAって知ってる?

ああ お笑いの養成所だろ。

俺ら

お笑い ちゃんと学ばなあかんの
ちゃうかな。

行かへんか? YCA。

えっ! 今 YCAって言ってた?

いやいやいや…! お前
どこから湧いてきたんだよ 急に。

YCAって聞こえたから。
YCAって聞こえたからじゃなくて

どこから来たの?
いやいや…。 で 2人とも行くの?

いや まだ
行くって決めたわけじゃないから。

ああ? もう決めたっつうの。

行こうぜ YCA。

おう。

俺らは
もっともっと面白くなれる。

あとな!
関西弁やめるからっつって

お前より
俺のほうが面白えからな!

あほか!
俺のほうがおもろいわい!

当然 俺のほうがおもろいわ。
やめろ。 ほな 台本 書いてみろや。

(本爆)基礎も大事だけど
笑いは実践。

優勝賞金で 学費なんか
払っちまえばいいだろ!

トリオ!
(子安)えっ!?

(岩隈将大)いっちゃんおもろいの
俺らじゃ。

あいつだって慣れてくるし…。
誰でもがな 自分と同じように

できると思うなよ。
(子安)3人でやらせてください。