中日・藤嶋は同点の延長10回から登板すると、2死走者なしから連打でピンチを招き、ヤクルト・山田哲に左翼席への決勝3ランを被弾。カウント1―1からの3球目、133キロのフォークを完璧にとらえられた。今季初登板からの連続試合無失点が21で止まった試合後、冷静に振り返った。
「フォークでカウントを取ろうとしたところでホームランを打たれた。自分としては狙ったところへ行ったが、ストライクゾーンへ投げるのではなく、(ボールゾーンへ落として)フォークで空振りを取ろうと思って投げたら良かった」。こう反省すると、切り替えも早く「絶対抑えないといけない責任があるが、一日一日切り替えが大事。今日は打たれてしまって、チームに迷惑をかけてしまった部分もあるが、次は自分がチームを助けられるようにしたい。自分のもっと強い部分を出せるよう、これからも準備して頑張りたい」と前を向いた。