どうも、人生迷子のより子です。
数年前に行政書士の勉強をしていました。
当時付き合っていた彼が勉強していたので、超不純な動機で始めました。
結果は、勿論不合格です。どうぞ笑ってください。
当時モチベーションを上げるために、行政書士を題材とした本を読み漁ったので、面白かった本を紹介したいと思います。
(この読書時間を勉強に費やしていれば・・・)
行政書士が題材の面白い本を紹介します。
カバチタレ!シリーズ(漫画)
「 カバチタレ!」【完結】単行本全20巻/文庫全10巻
「特上カバチ!!」【完結】単行本全34巻
「カバチ!!!」【連載中】1~20巻まで発売中 (2018.10月時点)
東風 孝広(著) 青木 雄二(監修) 田島 隆(原著)
「行政書士」という仕事を一躍有名にしたのは、この漫画が原作のドラマではないでしょうか。
行政書士=代書屋というよくわからない仕事から、身近で法律のことを相談出来る場所という認識に変わったように思います。
理不尽に解雇された主人公田村が、行政書士の大野に救われてそのまま「補助者」=お手伝いとして大野行政所事務所で働きます。法律を駆使してあらゆる問題を解決へ導いていきます。
- 補助者時代が「カバチタレ!」
- 試験合格後の行政書士時代が「特上カバチ!!」
- 事務所の所長時代が「カバチ!!!」
全部読むことを考えると、とても長いのですが、
問題が起きる → なんとか解決する
の繰り返しなので、1つのお話ごとに読むとそんなに長くは感じません。
勧善懲悪の読後感の良いお話が多いです。
法律知識が無くても面白いです。というか、超勉強になります。
社会人として知っておいて損はしないので、ぜひ読んでみてください。
半熟行政書士(コミックエッセイ)byシバキヨ
新米行政書士の奮闘記を奥様が描いています。
ほのぼのと可愛いイラストで非常に読みやすいです。
合格後すぐに自宅開業しているので、お客様を得るのに苦労している描写が多いです。
行政書士の具体的なお仕事内容は薄いけど、開業後ってこんな感じなんだな~とわかる1冊です。
ただ、面白いのはこの後の展開で、この人逮捕されちゃうんですよね。
次の作品「明日、夫が逮捕されちゃう!?」では、弁護士法違反で告発された時の詳細が描かれています。
行政書士はあくまで「代書屋」なので、法律知識を使って相談に乗ったりすることができません。
カバチタレでは結構グレーゾーンの展開があって問題にもなったのですが、あくまで物語です。コミックエッセイは「実話」です。
井戸端会議のレベルで、奥様のリアルタイムの心境が伝わって面白いです。
「キャバクラ嬢」行政書士の事件簿①②③(小説)by 杉沢志乃(著)
キャバ嬢×行政書士のお話です。お客様や同僚の悩みをどんどん解決していきます。
小説ですが、ライトな文章で読みやすいです。行政書士がメインテーマなので、キャバ嬢の設定は甘めです。
個人的にこのようなライトノベル感のあるビジネス小説が大好物です。
こんな切れ者のキャバ嬢が本当にいたら、人気出るだろうなぁと思います。
行政書士の花道(小説)by澤田尚美
現役の行政書士が実情を書いたビジネス小説です。
行政書士って具体的にどんなことをしているのか?という問いに一番リアリティがある本だと思います。
開業三年目の行政書士さんのお仕事を、6個のテーマに分けて書いています。
新人行政書士さんの奮闘記、いきいきとしていて読みやすかったです。
【完全な余談】代書(落語)by桂枝雀
余談ですが、聞いてみてください。
昔の代書屋さんの落語ですが、この桂枝雀さんの話芸がもの凄いです。
そして、本来代書屋ってこういう仕事だったんだよなぁと思います。
随分と様変わりしたものです。
<まとめ>
弁護士や検事の小説はたくさんあるけれど、行政書士や司法書士が題材の本が少なすぎです。
もっともっと読みたい。
いや、わかります。弁護士に比べて物語性が少ないのはわかります。
でも、身近な仕事の方が親近感があって好きです。
行政書士<司法書士<弁護士
の三段構造の中で葛藤する様子は、理不尽に耐えて働く人の代弁者だと思います。
はてさて、行政書士ってどんなお仕事かな?と思っている人の参考になればと思い記事を書いたのですが、勉強するためにまず小説を読む人はどのくらいいるのだろうか。
もし身近な人が行政書士の勉強をしていたら、プレゼントすると喜ばれると思います。
「勉強頑張ってね」の一言を添えて、本日おしまい。
<おまけ>
この記事を書いている間に「代書」がテーマの本を見つけてしまい、読みたいリストに入れました。行政書士の要素は薄そうだけど面白そうなのです。
いつか読んだら記事にします。