全国高校軟式野球選手権は31日、兵庫県の明石トーカロ球場で決勝が行われ、中京学院大中京(東海・岐阜)が5―2で崇徳(西中国・広島)を退け、3年連続10度目の優勝を決めた。3連覇は1959~61年の平安(現・龍谷大平安)以来、史上2校目。優勝回数の最多記録を更新し、単独トップとなった。
中京学院大中京は、互いに無得点で迎えた6回1死一、三塁、5番・岡田惟吹内野手(2年)のたたきつけた投ゴロの間に先制。敵失や8番・早川佳吾外野手(3年)の中前適時打で4点をあげた。7回にも1点を加えた。投げては、エース水渉夢投手(3年)が2失点で完投した。
平中亮太監督(38)は「子どもたちが365日、何事も一生懸命やってくれた」と感極まった。水は「7回あたりで疲労が出たが、最後は気持ちで投げた。エースの役割を果たせた」と胸を張った。