柔道の世界選手権第6日は30日、東京・日本武道館で男女各1階級があり、女子78キロ級の浜田尚里(28)=自衛隊=は銀メダル、男子100キロ級のウルフ・アロン(23)=了徳寺大職=は銅メダルを獲得した。
2大会ぶりの優勝を狙ったウルフは3位に終わった。「優勝を目指してたので悔しい」。4回戦で昨年覇者の趙・グハム(韓国)との新旧王者対決に敗れた。「ここで3位になるかならないかで大きく違う。負けたことは一度心の中にしまった」。敗者復活戦を勝ち上がり、メダルは死守した。
大会前のテレビ番組で、今年4月に結婚したことを明かした23歳。周りの声援も力に変えた。「東京五輪ではここで取れなかった金メダルを取りたい」。2年前の世界選手権、今年4月の全日本選手権で優勝。東京五輪で柔道界の3冠を目指す。