KoKaオリジナルのプログラミングキットを使った自由研究や、キットを使って自由研究をレベルアップさせる方法を紹介するよ。
自由研究レベルアップのポイント
誌面で紹介した「ジブン専用パソコンを使ったシミュレーション」を行うための、よりくわしいヒントを紹介するよ。
線を描く方法 点を描く方法 ヒマワリのタネを並べるヒント サイコロのグラフをつくるヒント読者のレポート紹介
「プログラミングで自由研究」の記事を読み、実際に自由研究に取り組んでくれた読者のレポートを紹介するぞ。
長野県・小学4年生 宮下遥風さん
宮下さんは全部で3つのノートを作成したよ。「ノート1」は「ヒマワリの種の配列」について研究したもので、「ノート2」は、他の人が見たときにわかりやすいよう、研究したことを整理し、きれいにまとめたものだ。下の画像をクリックして、まずは「ノート1」と「ノート2」を見てみよう。
阿部和広先生からのコメント
「宮下さんの自由研究では、プログラミングでヒマワリのタネを実際に並べているね。この、実際に試して結果を見ることがとても大事。本を読むとそれだけでわかった気になってしまうこともあるけど、やってみないと気付かないこともたくさんある。
そして、宮下さんは、記事に書いていなかったことをいくつも発見しているよ。特に、かたむき(回す数)が30°と150°のときに、同じ12本の図形になることなどを見つけたのは大発見かも。さらに、その理由が「わからない」と書いているのは、とてもすごいことだ。科学の世界はわからないことだらけ。もし、本当はわかっていないのに、わかったといってしまうと、科学の進歩はなくなってしまう。わからないことは決して恥ずかしいことじゃないよ。(ちょっとだけヒント。150°は30°の5倍。150°で3回まわると450°、450°から360°を引くと90°だね)
そのあと、本で調べて「フィボナッチ数」と「黄金比」を見つけたのもナイス。実際に試すことや観察することと、本やネットで調べることのどちらも大切なんだ。そして、最後に137.5°を見つけて、ヒマワリのタネの再現に成功しているね。回転方向を変えてみたのもおもしろい。思いついたらすぐ試せるのもプログラミングの良いところだね。
夏休みは終わったけど、自由研究はいつやってもかまわない。みんなもわからないことを見つけて、どんどん試したり、観察したり、調べたりしてみよう。」
宮下さんは自由研究だけで終わらせず、その後もいろいろな形や配列の法則についてさらに研究を進め、その結果を「ノート3」にまとめた。画像をクリックして「ノート3」を見てみよう。
こんなふうに、気付いたテーマを深めていけば、新しいことや不思議なこと、知りたいこと、おもしろいことがどんどん出てくるはず。みんなもオリジナルのテーマを見つけて研究をやってみよう!
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子供の科学 2018年7月号
7月号ではサバイバル術を特集。もし大災害が発生して、ガスや水道が使えなかったら、どうやって水や火をつくり出すか、食べ物や安全を確保するか。もしものときに生き残るテクニックやサイエンスを紹介。別冊付録「333ハザードマニュアル」も付いているよ。さらに、プログラミングで自由研究をレベルアップさせるヒントや、ジブン専用パソコンを使って、自由研究レポートをまとめる方法も紹介。
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大好評だった2017年8月号別冊付録がPDF版で購入できるようになったよ。キットを入手して実験を行えば、電子工作とプログラミングを組み合わせる方法の基礎が身につくんだ。また、プログラミングに電子工作を組み合わせることで、ラズパイの可能性が一気に広がるゾ!