iPS細胞で世界初“角膜”移植 女性の視力が改善
世界で初めて、iPS細胞から目の角膜をつくり、患者への移植に成功した。
レンズの役割を果たす「角膜」が濁り、失明するおそれがある「角膜上皮幹細胞疲弊症」。
有効な治療法は、角膜の移植しかないが、移植後の拒絶反応や角膜を提供するドナー不足といった課題がある。
大阪大学は、iPS細胞から角膜の細胞をつくり、さらに培養してシート状に加工したうえで患者に移植する、新たな再生医療の研究を進めてきた。
7月、細胞シートをほぼ失明状態だった40代の女性患者の左目に移植し、経過に問題はなく、視力もかなり改善してきているという。
5年後には、一般での治療でつかえることを目指している。
(関西テレビ)