秋場所で43回目の優勝を狙う白鵬(34)=宮城野=が、ラグビーでも日本とモンゴルの架け橋となる。29日に東京都墨田区の宮城野部屋で若い力士に胸を出した白鵬。稽古後はまだラグビーW杯の代表メンバーは発表されていなかったが、縁があるリーチ・マイケルに「日本で開催するわけだから日本中の人を沸かすために活躍してほしい。『勝つ』。それに尽きる」とエールを送った。
リーチとの縁だが、リーチの母校・札幌山の手高には2020年にモンゴル人がラグビー留学する予定。そこに白鵬が一役買っている。「たくさんの国々にラグビーをしてもらう。リーチ・マイケルさんだからできること。その辺の社会貢献が素晴らしいこと」。外国から来日して日本で活躍するアスリートとして、リーチの気持ちも理解している。W杯は秋場所中の9月20日に始まるが、「何よりも『勝つ』」と、自身の意気込みも重ねて話していた。 (岸本隆)