折田アマがプロ編入受験へ　将棋、今泉四段以来２人目

　将棋のアマチュア強豪、折田翔吾さん（２９）＝大阪市、将棋講師＝は３０日に行われた対局に勝ち、プロ公式戦の直近の成績が１０勝２敗となり、棋士編入試験を受ける資格を得た。受験者が出るのは、２０１４年に合格した今泉健司四段（４６）以来２人目。

　折田さんは、プロ棋士養成機関の奨励会で最高段位の三段まで昇段した実力を持つ。奨励会は１６年に、年齢制限のため退会していた。プロ編入試験に向けて「大変な勝負になると思う。厳しいとは思うが、合格を目指していい戦いをしたい」と話した。

　受験資格を得るにはアマ枠のあるプロ公式戦へ出場し、直近の成績が１０勝以上かつ勝率６割５分以上が必要。日本将棋連盟によると受験資格を得たのは４人目。編入試験は新人棋士５人と対戦、３勝すれば合格となる。

　プロ棋士になるには難関の奨励会を卒業するか、編入試験を突破しなければならない。