中日・加藤宏幸球団代表(60)は29日、2軍で調整中の中日・松坂大輔投手(38)の来季の去就に関して白紙であると同時に、今後、会談を持つ考えを改めて示した。
甲子園球場で報道陣の取材に応じた加藤代表は「現時点で白紙であることには変わりない」と話す一方、「本人の意思を確認した方がいいのではと思っている」と言葉を紡いだ。
松坂が右肘の炎症を訴え、21日に検査をしていることには「彼はこれからも投げる意思があるから検査していると思う。自分で直接聞いたわけではないが、伝え聞く彼の希望は現役続行と理解している」と話した。ただ「直接聞いていないから」と前置きし、松坂と会談する方針。「確認したうえで判断材料の一つになるかもしれないが、それで来季も契約となるかどうかは分からない」と明言は避けた。松坂が現役続行を表明イコール契約更新にはならないことを明かした。
加藤代表は松坂が右肘の検査をした21日も、来季の契約は白紙であると説明。「あれだけの人だからちゃんと話をしないといけない」と会談の場を持つ意向を示していた。