火の無い灰モーニングコールサービスです王女の睡眠守り隊を薙ぎ払い、上層部へと駆け上がってみると、
そこにいたのはグウィン族特有の巨女、教会の名前にもなっている
フィリアノール嬢。おお…この世界では貴重な
美人さんですね…
確か最初に遭遇した都民の話だと、王女の眠りは
人間からダークソウルを遠ざける為のモノで、
叩き起こすことで
糞溜め蓋とやらを取り除けるらしい。
そういうワケで、
朝ですよフィリアノール様!
嗚呼…都に光が満ちていく… なんだこのババァ!(絶望)
これが蓋の下の糞溜めってヤツか寝ている女性への
直タッチは流石にマズいので、
枕代わりの腐った卵に触ってみたら、
卵は一瞬で崩れ落ち、眩い閃光が辺りを包む。
そして眼前に横たわるは、フィリアノールの木乃伊と
輪の都の真実。糞溜めの蓋とはよく言ったもんだ。
美しい都は
偽りのベールであり、この荒野こそがダークソウルを継ぐ
小人達の世界なのだろう。
しかし肝心の小人が見あたら…ん?
敵かと思って危うくバッサリいくところだった潰された下半身に首の皮一枚で繋がる頭、フィリアノールに助けを求めるコイツこそ、
ダークソウルを継ぐ小人の末裔らしい。
王女に助けを求めるあたり、もしかしたら隔離というより
保護だったのかもしれない。
…が、それも無駄だったようで、俺と同じく侵入してきた
赤頭巾とやらに蹂躙されたらしい。
ダークソウルを求める赤頭巾の者…きっと
ヤツの事だろう。
ゲール爺…ついにお嬢様の欲しがってた
ダークソウルを手に入れたか…!?
ジジィ…闇に飲まれたか…小人の末裔を貪り食い、お嬢様のために共闘した俺からもソウルを奪おうとするゲール爺。
恐らく小人達から得たダークソウルの力に、自身が飲み込まれてしまったのだろう。
ゲール爺よ、
お嬢様との約束は果たせそうもないな。
ならば俺がダークソウルを貰い受け、貴公に代わってお嬢様に届けるのが、
せめてもの情けってもんさね。
さぁ、死に、祈りを…奴隷騎士ゲール ~ヨツンヴァインモード~
貴公とは友になれると思ったんだがな…正気を失ったゲールが獣の如く
四つん這いで駆け回り、
凄まじい速度で攻撃を仕掛けてくる初期モード。
安全な攻撃チャンスは、
大ジャンプ着地後と
遠距離からの突進後。
特に前者は
黒騎士特大剣の場合、回避からのロリ突きとR1の二発が確実に入る。
慣れてくると全てがチャンスと化すが、当然爺の攻撃力も凄まじく、
HPもミディール並の化け物なので、下手に深追いすると消耗が大きくなることも。
回避タイミングは…(慣れるしか)ないです。
奴隷騎士ゲール ~暗い魂の血モード~
皮肉にも自らが顔料となったゲール、ある意味約束を果たしたとも言えるダークソウルにより
暗い魂の血が流れる身体となったゲールは、
奴隷騎士の戦い方を取り戻す。
連射クロスボウや
5連気円斬も然ることながら、最大の問題は斬撃に連動する
火炎マント。避けるタイミングや方向がマズいと、まず間違いなく引っかかる。
但し剣を持ってる方の手、つまり
コチラから見て左からしか来ないので、
常に左後方に移動しつつ、攻撃時も左側に回避すれば危険がグっと減る。
個人的には
一番難しいと思うモード。
奴隷騎士ゲール ~終形~
お嬢様の事は任せておけただでさえ素早い動きが更に向上し、行動パターンもガラっと変わる。
安全な攻撃チャンスは、
地上斬撃からのジャンプ攻撃後と
ジャンプクロスボウ後のジャンプ攻撃後。
上記二つ以外の攻撃を回避に専念すれば、まず負けることは無いだろう。
後は前モード同じく
左方向への移動&回避を心掛ければ、
クロスボウや
稲妻も殆ど食らわずに済む…と思う。
後は刃に
哀悼を込めて…
炎の導きのあらんことを…ゲールの亡骸から得られた
血と
魂から、彼の行動の
真意を知ることが出来る。
そもそも絵に必要な
暗い魂の血は、既に小人族の体内には残っておらず、
小人を食いダークソウルを取り込み、
自らの血を変えるしかなかったのだ。
だがダークソウルを取り込めるのは、
限られた英雄のみであり、
ゲールは自身が英雄の器ではないことを知りつつも、身を挺して
顔料となったのだ。
そしてそれをお嬢様の下へと運んでくれる者、俺を待っていたのかもしれない。

絵画の顔料がゲールの血であること、そして二度とゲールが帰ってこないということを、
お嬢様は知らない…いや、もしかしたら知っているのかもしれない。
だが全てが歪みきったこの世界だからこそ、持てる希望もある筈だ。
暗い虚実の輪が鎖のように連なり重なるこの世界ならば、
いつかまた、どこかの輪で。
何故ならダークリングを刻まれし者に、終焉は訪れないのだから。
全てが白日の下に晒された
偽りの都を、当て所もなく彷徨っていると、
全身を覆い隠すかの如き甲冑を身にまとう一人の亡者と遭遇した。
ラップと名乗るこの亡者は、自らの記憶を全て失ったという。
だが輪の都にあると言われている
解呪の碑を見つけ出せれば、
その力で記憶を取り戻せるかもしれないと男は言う。
最早この都に用の無い身ではあるが、俺は男に解呪の碑の場所を教えてやった。
果たして男の記憶は戻った。
今までの
謙虚で友好的な態度から一転、
舐めた態度を取りつつ礼をしたいと男は言う。
それでも俺は、言われたとおり崩れた階段の下を覗き込んだ。
いつの時代も、人の欲とは変わらぬものだな。
無欲の俺には、とんと分からない話だが。
ウヒャヒャヒャヒャッ!
…だが、それでこそ人の道なのかもな。
精々祈ってるぜ。
あんたに暗黒の魂あれ。