ラグビーW杯日本代表で、フランカーのリーチ主将とSH田中は29日、巨人―広島(東京ドーム)戦の始球式に登場した。ラグビーボールを持ってマウンドに上がった田中は、振りかぶってからお得意の回転パスで“スローフォーワード”の快投を披露。捕手役のリーチがしっかりとキャッチした。
2人はいずれも3大会連続出場。リーチ主将は巨人の原監督とのやりとりを明かした。「前回大会は(原監督から)『鬼になれ』と言われて役に立った。今回は『ラグビーは人を泣かせるスポーツ』と言ってくれたので、W杯でもその意識を大事にしていきたい。世界で一番小さなチームが、大きな相手と戦う姿に注目してほしい。一試合一試合を勝っていく」と意気込んだ。(末松茂永)