第六猟兵(Jaeger Sixth)において、仁上・獅郎(f03866)の使うユーベルコード(UC)の設定。
逐次更新予定。[ ]内は元となったUC。
※簡単な用語
旧支配者:地球外から来た邪神
外なる神:旧支配者の中でも強い力を持つ存在
旧神:地球に元居た神々。善悪は問わない
〇炎神招来(クトゥグア)[人狼咆哮]
『ファム・アル=フートの主、生ける炎の旧支配者、無数の火を従える邪神よ。
我が呼び掛けに応え、その断片を此処に――』
【遠き星から喚び出した、暴れ狂う生ける炎】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
『クトゥグアの招来』の呪文をベースに、術者の力量に合わせて限定的にクトゥグアを召喚する術式。
本来ならば呪文の詠唱時にはフォーマルハウトが見えていなければならないが、術式を改造しており、召喚の時間帯に融通を利かせている。
※クトゥグア(Cthugha)……地球から約25光年離れた恒星フォーマルハウトの内部に住まう、外なる神に匹敵する力を持つ旧支配者(邪神)。地球に現れる時は生ける炎の形をとる。
〇白熱縛鎖(アフォーゴモン)[サイキックブラスト]
『時空の外神よ。その憤激を、深淵よりの光と鋼鉄の束縛と化し、我に貸し与え給え』
【あらゆる方向に生じる空間の歪み】から【白熱する鎖】を放ち、【鎖での拘束と絶え間ない激痛】により対象の動きを一時的に封じる。
空間の歪みを生じさせ、そこからアフォーゴモンが使う鎖を一時的に借用する術式。
※アフォーゴモン(Aforgomon)……時間と一体である外なる神にして、ヨグ=ソトース(後述)の化身。彼の神の怒りに触れた者は、深淵に浮かぶ巨大な石の椅子に鎖で縛られ、その鎖を白熱させることで焼き殺される。
〇翼蛇召喚(ハンティング・ホラー)[オルタナティブ・ダブル]
『飛来せよ、血と命を欲する忌まわしき狩人――餌をくれてやる』
【翼や鉤爪を持つ、グロテスクで巨大な蛇】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
忌まわしき狩人の召喚/従属の呪文。日光については追加の魔術で防御している。雑に使われる。
※忌まわしき狩人(Hunting Horrors)……別称、狩り立てる恐怖。巨大な飛ぶ蛇あるいはイモムシ。翼は一対か一枚あり、鉤爪や牙で獲物を引き裂く。平均体長12m。日光が苦手。知能は高く、時に人語を発することもあるが、獰猛で血肉を求めて飛び回る。
〇降神・最極空虚(インカーネーション・ヨグ・ソトース)[巫覡載霊の舞]
『御身は全にして一、一にして全。
全てに繋がり、何処へも繋がらぬ狭間に追放されし窮極の原型。
御身に我が身を差し出し、御身を借り受けん』
対象の攻撃を軽減する【時空間の法則を超越し支配する邪神の化身】に変身しつつ、【時空を操り、念じた物を瞬時に塵に帰す事】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
『ヨグ=ソトースの招来/退散』の呪文をベースに、降霊術の応用によって招来する先を術者自身の体にすることで、一時的にヨグ=ソトースの化身となり、その力の一端を振るう術式。
本来ならば特別に作られた石の塔に彼の邪神を呼び寄せる呪文。
仁上・獅郎の奥の手。使うほどに狂気に染まり、肉体の死期を早める。
※ヨグ=ソトース(Yog-sothoth)……時空の制限を一切受けない最強の神格にして、外なる神の副王。<最極の空虚><限りない空虚><一にして全、全にして一なる者><門にして鍵><時空そのもの><混沌の媒介><窮極の原型>など様々な異名を持つ。時間と空間の法則を超越しており、全ての時と共に存在し、あらゆる空間に接している。外見は不定形だが、玉虫色の輝く球体の集積体が良く知られている。
〇千華爛漫・花信風(センカランマン・カシンフウ)[クライシスゾーン]
『小寒から巡りて穀雨に至る、咲き散る花の引廻。
春の兆しは此処に在り。届く香りは二十と四。花開くを風告げる。此れなる表題は、そう――』
自身からレベルm半径内の無機物を【味方を強化し治癒する、追い風と光の花々】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
聖者のUC『生まれながらの光』に強化効果を付けた代物。一時的に無機物を『光』や風に変換し、操る事で味方の強化や治癒を行う。
モチーフは二十四番花信風。春の八つの節句(小寒、大寒、立春、雨水。啓蟄、春分、清明、穀雨)に咲く二十四の花(梅、椿、水仙。沈丁花、蘭、灰木。黄梅、桜桃、辛夷。菜、杏、李。桃、山吹、薔薇。海棠、梨、木蓮。桐、麦、柳。牡丹、頭巾薔薇、栴檀)の開花を告げる風。
〇緑眼触手(シアエガ)[ドラゴニック・エンド]
『世界を滅ぼす復讐者よ、闇の丘に眠りし者よ――玩具をくれてやりましょう』
【召喚陣が刻まれた追尾する魔弾】が命中した対象に対し、高威力高命中の【巻き付き握り潰す巨大な黒い触腕】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
[シアエガの招来/退散]の呪文をベースにした術式。彼の神の触手が弾丸の召喚陣から溢れ出し、矮小な存在を捻り潰す。
※シアエガ(Cyaegha)……丸い緑色の1つ目を持つ巨大な黒い塊の姿を取る旧支配者。ドイツ西部のフライハウスガルテンという村の外れ、「闇の丘」(ドゥンケルヒューゲル)に封印されている。復活した際には、人間と旧神への復讐が始まり、世界が滅ぶという。