和田一夫氏死去 元ヤオハングループ代表、90歳
(2019/8/29 07:23)-
熱海市を発祥の地とし、昭和から平成にかけて国内外に総合スーパーを展開した元国際流通グループヤオハン代表の和田一夫(わだ・かずお)氏が19日午前2時54分、老衰のため伊豆の国市の自宅で死去したことが28日、分かった。90歳。熱海市出身。
日本大経済学部を卒業後の1951年、両親の営んでいた熱海市の青果商、八百半商店に入社した。62年、八百半デパート設立とともに社長に就き、伊豆半島からチェーン展開に乗り出した。
高度成長期に国内の流通競争が激しくなる中、海外に活路を求めて71年にブラジル進出。以降、欧米や東南アジアで事業を広げ、最盛期には16の国・地域に約430店舗を持つ一大流通グループに育て上げた。
しかし、96年に国内事業を担っていたグループ中核のヤオハンジャパン(91年に八百半デパートから社名変更)の資金繰り悪化が表面化し、97年9月、静岡地裁に会社更生法の適用を申請した。バブル崩壊後の売り上げ低迷や資金調達のために大量発行した転換社債の償還難などが要因となった。負債総額は1600億円で当時、戦後最大規模の流通業の企業倒産だった。
破綻によりグループの全役職から退き、しばらくして経営コンサルタント業や講演活動を始めた。ヤオハンの成功と失敗からの教訓を経営者らに伝えた。
近年はふるさとの伊豆で暮らしていた。昨夏には熱海市で元社員らを招き「お詫(わ)びと感謝の会」を開いた。
ヤオハンジャパンはジャスコ(現イオン)の支援を受けて経営再建を果たし、2002年にマックスバリュ東海に社名を変更した。
葬儀・告別式は9月21日午前10時から、伊豆の国市四日町528の2のJAハートフルメモリー韮山会館で執り行う予定。喪主は妻きみ子さん。
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