24日にエディオンアリーナ大阪で開催された「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~」にシュートボクシングの前SB日本女子ミニマム級王者のMIO(24)が電撃参戦を発表したことについて、シュートボクシング協会は28日、契約期間中の引き抜きに遺憾の意を示した。
以下は声明文の抜粋。
「この度はシュートボクシング協会所属選手であるMIO(津村澪)の突然の発表により、日頃からご支援下さっているスポンサー各社をはじめ関係各位、そして何よりファンの皆さまにご心配をおかけして誠に申し訳ございません。K-1のリングにMIOが登壇し大々的に参戦発表がなされておりましたが、シュートボクシング協会とMIOは昨年あらたに書面による専属契約を交わしており現在契約期間中であるにも関わらず主催者であるK‐1関係者はもとより本人から何ら事前確認も説明もなく件のセレモニーが執り行われた事実はプロのエンタテインメントの世界に従事する我々としては嘆息を禁じ得ず誠に遺憾であると言わざるを得ません。シュートボクシング協会と致しましては今回の経緯と事実確認および今後の対応について顧問弁護士を通じて先方との協議を進めておりますが、なるべく選手の意思を尊重し格闘技界のイメージを損なうことなく無益な軋轢を避けた話し合いが出来ればと思う所存です」
MIOは“ツヨカワクイーン”RENA(28)の妹分で、K-1大阪大会のメインイベントの前にリングへ上がり「初めまして、このたびK―1への参戦が決定しましたMIOです。一度格闘技から離れることを決意したんですけど。ファンの方々からの声援を受け、ここの舞台で後悔のない格闘技人生にしたいと思いました。K―1女子も追い上げていきますので、応援よろしくお願いします」とマイクアピールしていた。