将棋の最年少プロ・藤井聡太七段(17)は29日、大阪市福島区の関西将棋会館で指される叡王戦段位別予選・七段戦2回戦に登場する。午後2時開始の豊川孝弘七段(52)―村山慈明七段(35)戦の勝者と同7時から対戦する。持ち時間は各1時間(チェスクロック使用)で使い切ると1分将棋。先後は振り駒で決められる。
屋敷伸之九段(47)が持つ史上最年少タイトル獲得記録(18歳6カ月)更新へ向け、藤井七段に残されているチャンスは6棋戦。2020年の王将戦、叡王戦、棋聖戦、王位戦、王座戦、竜王戦となっている。
叡王戦段位別予選からは16人が本戦へ(七段戦からは3人)。シード8人を加えた24人でトーナメントを戦い、決勝進出者2人による挑戦者決定三番勝負で挑戦者が決まる。永瀬拓矢叡王(26)に挑む七番勝負は来年4~6月に行われる。