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2019年8月28日 22時49分
長いトンネルの先に待っていたのは久々に味わう歓喜の瞬間。中日・小笠原が勝った。昨年7月28日の巨人戦(東京ドーム)で完封勝利を挙げて以来となる復活星。「野手の皆さんに助けて頂きました。なんとか粘れたので次につながる投球だったと思います」。今季1勝目をつかんだ左腕は控えめに左翼席の竜党に向け手を挙げた。
ほぼ完璧な内容だった。生命線である直球は最速146キロ。スピードガン以上の力強さがあった。軸となる球があれば変化球も生きる。テンポよく投げ込み虎打線を手玉に取った。首脳陣の判断で6イニング2/3でお役御免。3安打5奪三振で無失点。先発の役割をきっちり果たすとバットでも貢献。5回無死から青柳のツーシームをたたき、プロ入り後初長打となる左翼越えの二塁打。得点にこそつながらずとも投打で存在感を見せた。
3度目の1軍マウンド。小笠原は覚悟を決めていた。「今回がラストチャンス」。過去2度は6回途中で降板というふがいない結果。けが明けという“免罪符”などないことを4年目を迎える21歳は知っていた。前回登板翌日の22日、本拠地のロッカーにある荷物を全て寮に持ち帰った。「ダメなら今季、ドームに来ることはない」。不退転の覚悟で臨んでいた。
2015年、神奈川・東海大相模高のエースとして全国制覇した場所での復活劇。“甲子園優勝投手”の肩書は「もういいですよ」と苦笑いするが、実は復調のきっかけをつかんだのも聖地だった。左肘と左肩の故障から復帰後も調子が戻らない中で臨んだ7月26日のウエスタン・リーグ阪神戦で8イニング3安打無失点の好投。「久しぶりに楽しんで投げられましたね」。一気に開けた道は再び聖地のマウンドへとつながっていた。
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