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2019年8月29日 0時19分
湿った空気を切り裂く打球が、左中間スタンドに届いた。小笠原に初勝利をもたらす決勝弾。それでもシャイな立役者は決して破顔することはない。中日・阿部が静かに喜びをかみしめた。
「チームが勝ったのが一番です。スライダーは頭にあったので引っ掛かってくれたのかな。追い込まれてから、甘いボールをしっかり捉えられたので良かった」。
毎回走者を出しながらもあと1本が出ず、無得点で迎えた6回1死の場面だった。初球はカットボール、そして青柳が4球続けたスライダー。カウント2―2から真ん中に入ってきた123キロを逃さなかった。2試合連続の6号ソロで嫌なムードを吹き飛ばした。
試合前の時点で青柳の被打率は左打者の3割3分5厘に対し、右打者は2割6厘。中日でもビシエドや平田が苦しめられてきた。ところが阿部はこれで11打数5安打。「打ちにくい」と表現する相手を攻略できている理由は“目付け”にある。
「右打者からしたら、あのツーシームはどうしてもゴロになってしまうので難しい。外のスライダーも厳しいところは打てない。全部を全部追おうとせずに、甘め甘めに目を置いているのがいい結果になっている」
規定打席に到達し、今季の安打数も初の3桁に乗せた。打率はヤクルトの山田哲やDeNAの宮崎を上回る。「マスター」の愛称も定着し、名古屋では街を歩いていて、声を掛けられるようにもなった。それでもスタンスは変わらない。
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