先日、お知らせしたドーセ川の続報。汚染泥水が流れ込むに従い、連日各地より悲報のNewsが。
水生生物の死だけでなく、ドーセ川に取水口があり飲料水としていた町々では、上水道が飲料に不適合となり、住民達はパニックとなっています。またこれらは短期的な問題で無く、長期間重金属を始めとする各種化学物質に汚染され続ける事となりますので、どうするんだろうと。まあブラジルですから暫くしたら住民も忘れるか有耶無耶かなと思います。


この様な急流域には既に絶滅危惧種指定
されていたSteindachneridion doceanumが辛うじて生息していたが、今回の件で90%以上の個体に打撃を与えたのは間違いないでしょう。即ち、本種の絶滅って事です、悲しいですね。
それで今回問題を起こしたSamarco社が河口に設けたのが、このオイルフェンス(爆)

ブラジルを代表する会社がこんな程度とは まあブラジルらしいって言えばブラジルなんですけどね。このニュースを見た時には、不謹慎にも女房と顔を見合わせ笑ってしまいましたよ。
スポンサーサイト
- 2015/11/23(月) 14:31:27|
- Brazil
- | トラックバック:0
- | コメント:6
僕の住んでいる州を流れる Rio Doceと言う独立河川があるのですが、先週上流部にあるミナス州内の鉄鉱石採掘場の排水貯蔵池が決壊し、貯蔵池の下流に位置する街を飲み込み、重金属等の有害物質を含んだそれらの排水はドーセ川へと注ぎ込みました。
日本ではYahooでNewsとして載りましたが、その後は続報は無い様ですが、現地からは連日多くの魚の死滅が確認されています。今月から産卵期を迎えたピラセーマ禁漁なのですが、この汚水が原因となり多くの魚類は再生不能な状況に陥るでしょ。
またこれらの有害物質は長年流域や流れ込んだ沿岸一帯を数十年に渡り汚染する事になると考えられます。
- 2015/11/13(金) 11:33:40|
- Brazil
- | トラックバック:0
- | コメント:0
一月遅れで、ブラジルにある我が家にアクアライフ6月号アピスト特集が到着しました。
執筆させて頂いたゲラ校正はあったのですが、その後最終チェックが無いまま発行。まあこんなもんですね、そもそも入稿一か月前に原稿依頼とかちょっとそれは……
みたいな部分はあるかなと、やはり記事に重複やミス等の裏取りには時間かかるので、最低2か月は欲しいよな~。いや出来れば半年とか(笑)
さて、送って来られたアピスト特集ペラペラ捲り、気になった点が幾つかありまして。
最近メンデジーに関し、ある人から聞かれた事とAL記事のメンデジー記載地で気になりましたので、そのお話=僕の経験談なのでございます。
まずはメンデジー“イサナ”!! これじゃあネグロ川上流 支流イサナ川で採集されたと錯覚しますよね?普通は。
僕自身イサナ川で採集した事は無いですし、以前マナウスで働いていた際にもその産地からは、この種類は来た事ないのですね。
一応、自分が不在の時に出荷された可能性も否定出来ないので、そのマナウスに有った会社からメインで仕入れていた仕入先にも問い合わせてみましたが。やはり仕入れた事は無いって事でした。、
まあ未だに良く解っていない自然界の事ですし、もしかしたら生息している可能性は決してゼロではないのですからね。更にイサナって言う同地名が存在する可能性もありますし。まあイサナ川産って書いて居ないので ギリギリセーフなのですが(爆)

それと『メンデジーってネグロ川南岸にしか生息していないのですか?』てのが、知り合いから聞かれまして。
詳しく話を聞いてみたら、僕の会社から昨シーズンリリースしたIGクマルやカジャワリ等の北岸流入河川メンデジーは前代未聞なんですよね?と聞かれたのですが。
いやいや、もう数年前からリリースしているサンタイザベル産のダラ川採集物とか思いっきり北岸ですし。この他にもマラウイア川とかも思いっきり北岸流入河川ですから、メンデジーはネグロ川中流域ならば、基本的には生息しているのですねって事を説明させて頂きました。
全く持って何を根拠にこの様な間違った情報が流れてしまうのか、全く謎でありますな~。
- 2015/07/14(火) 09:31:59|
- Tropical Fish
- | トラックバック:0
- | コメント:0
先日、HPを閲覧中に少々気になる表記がありましたので、久々にこちらのブログで僕の見解を述べさせて頂きますね(Upの仕方忘れた~!)
それにはアルゼンチン パンタナル便とあるのですが。え!アルゼンチン?それともパンタナル?これが矛盾してはいないかと?
確認も兼ねwikipediaで調べました所、ユネスコ遺産登録されているエリア=パンタナルは下記地図だそうです

"Pantanal 55.76W 15.40S" by P199 - NASA WorldWind and personal editing. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.
僕としてはもっとパラグアイにも広がっているのかと思いましたが、それも少しカスッた程度で。アルゼンチンはまったくカスリもしておりません。
アルゼンチン北部等のコリエンテス州にはパンタナル同様の湿原やイべラ湿原がありますので、アルゼンチン便で来ている魚はこれらのエリアで採集されたものかと類推されます。
そうしますとこれらの表記はアルゼンチン パンタノ(スペイン語で湿原の意味)便って表記は如何でしょうか?こうする事で、呼称での混乱も少なくなり、それに伴い産地毎の違いも見いだせ、趣味に奥行をもたらせはしないでしょうか?
まあ産地名よりも魚の素質が一番重要なのは言わずもがなですが。

- 2014/10/29(水) 10:12:00|
- Brazil
- | トラックバック:0
- | コメント:0
ブラジルの2013年も残す所あと僅かとなりました。
今年はフェイスブックに移行してから、こちらのブログは放置だったのですが、幾つか応援メール等も頂き感謝感謝であります。そのメールの中でちょっと面白い質問がありましたので。こちらで回答とさせて頂きます。
その質問メールはなんとか某所の魚が入手出来ないか?と言うものでした。
そうですよね、以前なら極稀にでも入荷していた魚が急に入荷しなくなったりと言う事は頻繁にありますから。昔から熱帯魚を飼育されている方であれば、そう思うこともしばしでしょう。
ことブラジルに関しては、ここ数年は既存ルートの輸入魚しかなく、毛色の変わった魚を楽しみにしている趣味人達はちょっと物足りない事でしょう。趣味のものですから、やはり他人が飼育していない魚を飼育したいって気持ちも十分理解できますよ(^O^)/
00年始め以前はブラジル政府の規制も緩く、我々輸出業者や漁師は非常に仕事がし易かったです。しかし皆さんもご存知のようにプレコ関係のイバマの取り締まりや摘発等で業界は一気に規制が係るようになりました。
それまではブラジル国内で採集した魚を本拠地に送る際にはノッタフィスカルと言う流通税を徴収するための領収書のみで、採集した魚を送る事が出来ました。
それが、イバマの魚類輸送許可証、獣医師の健康証明書の添付が義務化。これに伴い、国内航空会社はこれらの書類が無いと採集魚の貨物を受け付けなく。
更に以前であれば、私の様な個人事業主でもプロ漁師ライセンスが取得出来たので、現地で採集して魚を本拠地へ送る事が簡単に出来たのですが。前大統領であるルーラ政権時代に漁業省が新設され、漁業省は禁漁期間を強化、増設する見返りとして。その期間の失業手当を与える事で、事業登録者は全てプロライセンスから排除されるようになりました。
またノッタフィスカルの電子化に伴い、殆どの州では会社を起業しないとノッタフィスカルが取得できなくなったのです。
これが矛盾していますよね?プロライセンスは必要、でも会社を作らなければならない(゚д゚)!日本なら直ぐに改憲されると思いますが、ブラジルですから、全く無理な話なのです。
そんな訳で、大概は漁師の女房の名前で起業し、旦那は引き続きプロライセンス保持と言う図式になったのです。
簡単に纏めてみますと。
1.領収書を取得には、採集した州内に会社登録しないといけない。
2.現地(採集を行う州内)で採集ライセンスを持った漁師と契約。
3.健康証明にサインする獣医を探さなければならない。
その他諸々かな。
昔の様に時勢に合わせて「おーし来月はOO州で採集だ!」とか簡単に出来なくて、もう数年計画で会社を開けて、信頼出来る漁師を育て、禁漁期間も漁師と会社を保たなければならないので、その為の資金もいりますし(;´・ω・)
色々と資金が必要なのですね。
理想だけじゃ会社運営は出来ないですから、会社を存続させての夢ありき!
2014年皆様と愛魚が幸せな一年でありますように(^O^)/
- 2013/12/31(火) 13:34:55|
- Company
- | トラックバック:0
- | コメント:0