やられっぱなしは、もうごめん！　和泉、グランパスキラー・永井を止める！

　４度目の正直だ。名古屋グランパスのＭＦ和泉竜司（２５）が２７日、ＦＣ東京のＦＷ永井謙佑（３０）封じを誓った。２０１６年までグランパスに在籍した永井は、ＦＣ東京移籍後に対戦した全３試合で得点している“古巣キラー”。右サイドバック（ＳＢ）でマッチアップする可能性もある和泉が快足ＦＷを止め、苦手意識を払拭（ふっしょく）する。この日は、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで練習した。

　やられっ放しは、もうごめんだ。和泉にとって永井は、新人だった１６年の先輩。永井が移籍し、グランパスがＪ１復帰した１８年以降の全３試合で和泉は先発しているが、いずれも永井に決められ、敗れている。同じ相手にこれ以上苦汁を飲まされる訳にはいかない。

　「永井さんはグランパス戦で決めているので、今回は決められないように全員で守りたい。スピードがあるし、いい選手。気をつけながら、やれたらなと思います」

　首位クラブをけん引する永井は今季８得点をマークし、６月には日本代表にも返り咲いた。最大の脅威は５０メートル走５秒台のスピード。前回対戦では高くなったＤＦラインの背後を突かれ、独走された。和泉は「どんどん伸びていく速さなので、スペースを与えるときつくなる」と印象を語る。