「鯱の大祭典」として行われた24日の横浜M戦は、入場者2万130人を記録した。パロマ瑞穂で2万人を超えるのは2003年以来、なんと16年ぶり。その裏には地道なPR活動もあった。
イベント時には、担当部署の垣根を越えて早朝の駅や街頭でビラ配り。大祭典の協賛スポンサーを集める際には、スタッフ総出で地元企業などに電話をかけた。大小300社が集まったスポンサーの中には、練習場近くにある焼き肉店やうどん屋さんも。コンセプトである「街ぐるみ」を体現した。
SNS全盛の時代でも“地上戦”のマーケティングは忘れない。チケット担当の遠藤さんは「ビラ配りすると、素通りがほとんど。もっと幅広い人に知ってもらいたい、と実感します」。FC東京戦も完売。大声援を背に、勝利で夏を締めくくりたい。