トップ > 中日スポーツ > 高校野球 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【高校野球】

佐々木にドクターストップ! 右手中指に血まめ、しばらくノースロー

2019年8月27日 20時30分

26日の壮行試合で、1回の投球を終え、仲井コーチに手を見せる高校日本代表の佐々木(中央)

写真

野球のU―18W杯(30日開幕・韓国)で初の世界一を目指す侍ジャパンU―18日本代表の163キロ右腕、大船渡・佐々木朗希投手(3年)にドクターストップだ。日本高野連は27日、右手中指に血マメができていることを明らかにし、「当面はノースロー」との方針を説明した。代表はこの日、東京都内で国内合宿を打ち上げた。

大学侍斬りで全国デビューした佐々木に緊急事態が発生した。26日の壮行試合に先発して1イニングを打者3人に12球で無失点に抑えて降板したが、実はドクターストップがかかっていた。U―18広報担当の竹中雅彦・日本高野連事務局長が「右手の中指に血マメができかかっているということで、2イニング予定だったがやめた方がいいということになった」と説明した。

一夜明けたこの日は、奥川と一緒にポール間走をしただけの軽めのトレーニング。佐々木は指先のマメについて「普段はできないところ。投げる分には違和感はなかった」と言い、「無理しないで万全の状態に持っていきたいと思います」と本番に向け大事をとったことを強調した。

22日から始まったU―18代表合宿で2日連続でブルペンに入り、24日の駒大との練習試合で1イニング15球を投げて中1日で大学代表戦に登板。岩手大会の準決勝以来1カ月ぶりの実戦登板だったことでマメができたとのことで、国際球による影響は否定した。

壮行試合前のブルペンで佐々木自身が異変に気付き、1イニング投げ終えたところで医師の診察を受けて降板を決めた。竹中事務局長は「本人は投げる気満々でしたが悪化させても困るので。当面はノースロー」と話し、ばんそうこうを張るだけで治療はしていない。稲葉監督とも対面した佐々木は「これがプロの第一線で活躍した人の体かと思いましたし、激励の言葉もいただき、必ず世界一になって来たい」と誓った。(小原栄二)

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ