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怨獄の薔薇姫 作者:パッセリ

第三部 遷都転進編

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[3-2] 柱の傷はおととしの

 ディレッタ軍はまだ到着していなかったが、城の中は早くも戦場のような大騒ぎになっていた。

 まるで厳密にラインを管理された物流倉庫のベルトコンベアみたいに廊下をアンデッドが行き来し、何かを運んだり片付けたりしている。

 戦支度ではない。逃げ支度だ。


「……実際のとこ、今の姫様にとって逃げるデメリットはあんまし無いよね」

「そうね……生きて生活している民を抱えていたら、そう簡単には動けないところだけれど……」


 自分の身長以上に積み上げた箱を抱えたまま、トレイシーはアンデッド波をスイスイと躱して廊下を歩く。

 ルネは通りすがるアンデッドがみんな自分から避けてくれるので真っ直ぐ歩いていた。


 テイラルアーレを捨てて逃げるとなれば、財産や、集めた兵士したいの全てを持っていくことはできない。

 しかし逆に言えばそれだけだ。失う物は少ない。

 ルネは身軽だった。こんな備えで仮にも列強五大国の一角(ノアキュリオ)を退けたのが、自分でも不思議なほどに。


 元よりルネは『現状やれるところまでやる』という考えだった。

 これ以上踏みとどまるのは現実的でない。となれば、大国の魔手が及ばぬ地に潜み力を蓄えるべきだろう。


「姫様のことだから、ヒルベルト派の諸侯を全殺しにするまで絶対この地を離れないかと思ったんだけど」

「問題無いわ。殺すべきは彼らだけじゃないもの、目先の目標に執着して台無しにはしないわよ。

 それに、あいつらが病気や老衰で死ぬ前には戻って来るつもりだから」

「……そっかぁ」


 『感情察知』の力で読み取れるトレイシーの内心は複雑だった。

 本音ではルネがこのまま帰って来れなくなることを望んでいるのだろう。ヒルベルトに与した貴族たちはさておくとしても、ルネが暴れれば暴れるだけ死体が積み上がるのは確実なのだから。

 しかしルネが居なくなったからと言って、代わりに列強諸国の餌食になるのだとしたらそれはどうなのか。

 詰まるところトレイシーは複雑な心境だった。


「まぁ、逃げるに当たっての一番大きな損失は……ここの魔力溜まり(ホットスポット)かしら」

「それ」


 控えていたスケルトンが作戦会議室の扉を開けルネを通すと、部屋の中で黒板とにらめっこしていたエヴェリスがルネの言葉に答えた。


「中小国家でも、王都の魔力溜まり(ホットスポット)となれば悪くない量の魔力が使えるもんよ。おまけに今は住人ほぼゼロだからインフラ事業への魔力供給も不要だし……

 やー、本当に毎日実験やり放題で天国だった」


 自然界に存在する魔力の流れはいくつもの形があるが、その中でも最も豊富なのは血管のように大地を流れる『地脈』だ。この魔力を汲み出して使うことで、個人の魔力では賄えないような強大な力を行使できる。


 ほとんどの都市は、地脈の魔力が溜まる『魔力溜まり(ホットスポット)』の上に作られている。

 都市にとって魔力溜まり(ホットスポット)は、立地に多少の難があっても確保するべき重要資源だ。人魔を問わず外敵から身を守る防衛兵器のエネルギー源として、そして都市インフラや儀式魔法を駆動させるための燃料として。

 テイラルアーレも、また然り。王都たるテイラルアーレはそれなりに優良な魔力溜まり(ホットスポット)の上に存在している。ここから逃げ出せば、もちろんそれは使えなくなるわけだ。


「城壁とダンジョンも惜しいけど、これはまた作ればいいだけだしね」

「王都ダンジョン化計画もオジャンってわけだね。残念でした」

「ノウハウは残るんだからいいのよ」


 トレイシーが積み上げた箱を部屋の隅に下ろすと、二人の後から付いてきたスケルトンたちがぞろぞろと入室してきて、同じように箱を積み上げた。

 中身はことごとく書類だ。

 作戦会議室の大机の上ではアラスターとミアランゼが有用そうな書類を仕分ける作業をしている。残りは焼き捨てていく予定だ。


「引っ越しの荷物は決まったの?」

「この通り、七転八倒中」


 エヴェリスは白墨チョークを持った手の関節で、コツコツと黒板を叩いた。

 そこにずらりと書き出されているのは、現在ルネが保有している物資や資産と、その大まかな推定体積。

 そして収納系の魔法やマジックアイテムなど現在手元にある輸送手段と、その容量だった。

 エヴェリスは何を持って逃げるべきか選定作業をしているところだった。


「金貨や宝石は当然、略奪品のマジックアイテムも。

 調度品もすぐ金にできそうなのは持ってっちゃっていいかー」

「テイラカイネで回収したローレンスの遺灰も忘れないでよね。毒草畑の肥料にするんだから」

「りょーかーい。

 あと城下で略奪したっていう輸出前のグラセルムインゴットね! ぶっちゃけ宝石より高いしこれは外せない。

 図書室の本もめぼしいのは持っていきたいし……」

「ノアキュリオ軍を止めるために買い集めた食料は?」

「嵩張るから難しいかなー。微生物は亜空間収納にも潜り込んじゃうから劣化は止まらないし。

 ああ、でも、そうだ。『フリーズドライ』ってのの再現をちょっと試してみようかな。30年前に理論だけ作って放置してたんだわ。

 嵩を減らせれば持って行けるかも。どうせ持っていかなきゃ捨てるだけなんだから全部実験に突っ込んじゃうか」


 エヴェリスはうんうん唸りつつ計算を巡らす。


「ねえ姫様。やっぱ輸送に使うアンデッドを増やして……

 ごめん、やっぱナシ! 身軽に動けなきゃ意味無いのよねー。うむむむ」


 アンデッドに荷物持ちをさせようかと考えたらしいが、エヴェリスはすぐにその意見を撤回した。

 ぞろぞろとアンデッドを引き連れていけば逃げ足が鈍るし足取りを追われやすくなる。ごく一部の最精鋭のみをアンデッドとして維持し、大半は捨てることになる。騎士の死体はそこそこ使えるアンデッドになるので、これをどの程度持って行くか、持って行くにしても荷物になるのかアンデッドになるのかは目下検討中だ。


「100体くらいまでは連れ歩いてもどうにかなるんじゃないかしら」

「最初だけでも足跡残したくないんだよね。誤ー魔ー化ーせーるーかーなー」

「……そう言えば引っ越し先は決まったの?」

「三カ所まで絞ったー。あとは、明日の『新聞便』を見て最終決定する予定」


 指を三本立てて、エヴェリスはそれをひらひらと振った。


「要は、安全な場所で力を蓄えなきゃならないわけだからね。

 と言っても、事実上安全な場所なんて無いようなものだから……一時的にでも無理やり安全にできる場所を選ぶ。

 その話はまた明日ってことで」

「分かったわ」


 エヴェリスは引っ越しの手配だけではなく、引っ越し先の選定も並行して進めていた。

 逃げて潜伏するだけなら容易いが、しかしそれは根本的な解決にはならない。

 列強諸国の軍隊とも渡り合えるだけの体勢をどうにかして整えなければ結局同じ事を繰り返すだけになる。ルネ自身の自己強化も当然しなければならないが、それだけではなく、ルネに付き従う勢力を肥え太らせなければならないのだ。


 安全な……退けられる程度の脅威しか存在しない環境が必要だ。

 そのため、シエル=テイラ亡国を狙う動機がある集団や国などの動向を考え、『手出しができない』あるいは『手出ししたくない』という状況を作るにはどこに逃げてどうすればいいか計画を練っているのだ。


 ただ、そのためには各国の情勢を掴まなければならない。

 魔王軍に居た頃、エヴェリスは魔王軍が世界中に潜ませたスパイから人族国家の情報を得ていたそうだが、今のルネにそんな諜報網は無い。

 この状況でエヴェリスが世界の情勢を知るため使っているのは、各国の新聞だった。

 列強五大国や、その他影響力がある国々の主要紙を買い付けるよう手配してあって、それが数日に一度、近くの街まで届く。後はどうにか回収して読むのだ。


 もちろん馬鹿正直に新聞を読むだけでは得るものは少ない。権力におもねる報道もあるし、脅迫をされたり汚い金に目が眩んで筆が止まる記者もある。

 だが、それでも読み取れる『兆候』がある。複数の新聞を読み比べることで三角測量のように実態が見えてくることもあるそうだ。


 ――今のとこちんぷんかんぷんだけど、エヴェリスに任せきりじゃなくてわたしも分かるようになっておかないとなぁ……


 八面六臂の活躍をするエヴェリスを見て、ルネは自らの成長を誓う。


 優秀な部下が居るからと言ってルネが無知無能ではいけない。

 一定の勢力を率い、国々を相手取って渡り合うには、ルネは『率いる者』としての素養を身につけなければならないのだ。

 まあ、基本は実践で身につけていくことになりそうだが……


 それはそれとして。


「……で、あなたは何してるの? ミアランゼ」


 ルネはさっきからずっと気になっていたことを聞いてみた。

 メイド服姿のねこねこヴァンパイアは、書類整理を一時中断してピンと耳を立てる。


「私は資料の整理のお手伝いを……」

「じゃなくて、それ!」


 ルネが指差したのは壁際に座っているミアランゼ……ではなく、その背後。

 ミアランゼは背中越しに、壁の柱に片手を伸ばし、それをばりばり引っ掻きながら仕事をしていた。

 猫獣人ケットシーの爪はただでさえ、格闘武器に使える程度の強度を誇る。ヴァンパイア化によって彼女の身体能力は底上げされており、真っ白い石の柱にはミアランゼの爪の跡がしっかりと刻まれていた。


「テイラルアーレの放棄を決めてから、城中で爪研ぎ跡を見かけるようになったのだけど……」

「ディレッタにただ城をくれてやるのは悔しいので、せめてマーキングをしておこうかと思いまして」


 ミアランゼはリンゴのように赤く艶やかな目を輝かせ、至極、真面目な調子で言った。


 しばし沈黙が流れる。

 窓の外でカラスかアホウドリでも鳴いてくれたら似つかわしかったことだろう。


「あっ! も、もしかしてお城を傷つけるのはお嫌でしたでしょうか! 申し訳ありません!!」


 ルネの沈黙をどう受け取ったのか、ミアランゼははっとした顔で椅子を蹴って立ち上がり頭を下げた。


 とんがり耳が付いた丸っこい頭を見て、ルネはゆっくりとエヴェリスの方を見て囁く。


「エヴェリス、これは……」

猫獣人ケットシーの文化だから悪気は無いかと」


 フォローになっているか怪しいフォローの言葉が返る。

 ルネの頭には『敷金』『評価額』という単語が何の意味も無く浮かんだ。


「まあ……いいわ。やっちゃって」

「かしこまりました!」


 ミアランゼは石の柱でまた爪を研ぎ始め、彼女にはいくつもの脱力した視線が注がれていた。


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