将棋の最年少プロ・藤井聡太七段(17)は26日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指された王将戦2次予選3組準決勝で中村太地七段(31)を91手で破った。これで挑戦者決定リーグ入りを懸けた同組決勝では谷川浩司九段(57)との初対戦が実現することになった。
2017年の王座獲得が記憶に新しい強豪・中村七段とは、非公式戦で1回勝つも公式戦は初手合だった。盤上は藤井七段の師匠・杉本昌隆八段(50)が指摘していた通りの展開に。25日に放送されたNHK杯2回戦・久保利明九段(43)―藤井七段戦の解説を務めた杉本昌隆八段は、最近のまな弟子の変化について「攻めさせる展開が多くなってきた」と話していた。
角換わり戦型となったこの日もまさにそれ。後手の中村七段の先攻を受け、間合いを詰めてから一気に切り返す快勝劇だった。終局は午後5時30分。持ち時間3時間のうち、消費時間は藤井七段が2時間54分、中村七段が2時間57分だった。
屋敷伸之九段(47)が持つ史上最年少タイトル獲得記録(18歳6カ月)更新へ向け、藤井七段に残されているチャンスは6棋戦。2020年の王将戦、叡王戦、棋聖戦、王位戦、王座戦、竜王戦となっている。王将位は現在、渡辺明三冠(35)が保持。渡辺王将に挑む七番勝負は来年1~3月に行われる。