将棋の最年少プロ・藤井聡太七段(17)は26日、王将戦2次予選準決勝で中村太地七段(31)と対戦。東京・千駄ケ谷の将棋会館で対局は午前10時に始まった。先後は振り駒の結果、藤井七段が先手となった。持ち時間は各3時間、使い切ると1分将棋。
2017年の王座獲得が記憶に新しい強豪の中村七段とは、非公式戦で1回勝っているものの、公式戦は初手合。激戦が期待される。
屋敷伸之九段(47)が持つ史上最年少タイトル獲得記録(18歳6カ月)更新へ向け、藤井七段に残されているチャンスは6棋戦。2020年の王将戦、叡王戦、棋聖戦、王位戦、王座戦、竜王戦となっている。
王将位は今、渡辺明三冠(35)が保持。渡辺王将に挑む七番勝負は来年1~3月に行われる。現在進行中の2次予選で佐藤康光九段(49)を破っている藤井七段。この一戦に勝てば、同予選決勝で谷川浩司九段(57)との初対戦が実現する。