長崎支部に移ってから迎える初の地元SG。絶対的エース・原田幸哉は、人一倍の闘志を胸に秘め優勝のみを狙って行く。
SG3冠を誇り、GI・13V。生涯獲得賞金は14億円を超えるボート界スターの1人が、大一番の勝負どころではど肝を抜くマッハSをぶち込み、172センチの高身長から繰り出される豪快なターンで1Mを魅了する。その破天荒なスタイルは“心臓に毛が生えた天才”と称されることも多いが、プライベートではペラの研究やボートレース談議に花を咲かせ、体重管理のために常に節制を心掛けている。目立つことが大好きで、見た目は派手な印象。努力とは無縁と思われがちだが、影では努力を惜しまない。
2017年4月に長崎支部に電撃移籍を発表。妻が長崎県五島出身というのが大きな理由だ。移籍後すぐに大村で開催されたGI優勝戦は3艇がスリットオーバーという大波乱の結果だったが、コンマ01のタッチSで生き残り勝利の女神がほほ笑んだ。まな弟子の柳沢一(多摩川・グラチャン)、76期同期の盟友・瓜生正義(とこなめ・オーシャンC)のSG優勝に刺激を受けないわけがない。次は俺の番だ!