ラグビーW杯の公式商品を扱う「メガストア」が22日、新宿駅西口のスバルビル跡地にオープンした。各チームのレプリカジャージーやマスコットボール、記念グッズなどが豊富に並ぶ最大規模のストアに、ひときわ筋肉質の男性がいた。
古田翔悟さん、22歳。今年3月まで明大ラグビー部に在籍していた紫紺の戦士だ。ラグビーに詳しくない店員も多い中で、「W杯の最中、“あのプレーすごかったですね”とか、お客さんとラグビーの話で盛り上がれたら楽しいですね」と笑う。
古田さんは福岡・筑紫高から明大に進学。ポジションはCTBで、4年時はBチームのリーダーとして、明大の23年ぶりの大学選手権優勝に貢献した。来春から、新聞社に記者として就職することが内定しており、部を離れたあとにシンガポールへ語学留学。さらにメガストアでのアルバイト終了後、スペイン語が公用語のアルゼンチンへ留学するという。
「将来は、外国の特派員になりたい。そのために、英語以外の強みを身に着けたいと思って」
ラグビーW杯には世界各地のエグゼクティブが観戦に訪れ、記念グッズも大量に購入する。もしかしたら、未来の特派員の活躍につながる出会いが生まれるかもしれない。
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