ディフェンス・ブロッサムズを率いるキャプテンはフランカーの堀口裕二3等海曹(29)。最終候補43人のうち39人を陸自所属の選手が占める中、4人しかいない海自所属選手から主将が選ばれた。
主将に抜てきした松尾HCは「何より人間性が素晴らしい。練習でもウオームアップでも、いつも自分からチャレンジしている」と絶賛。本人は「陸自の方が主力のチームなので、指名されたときは驚きました。でも、海自の代表としても重い責任があるし、名誉なことだと感じています」と話す。
4歳のとき、千葉県の松戸ラグビースクール(RS)でラグビーを始め、中学時代は千葉県選抜も経験。国学院久我山に進んだが、3年の夏に疲労骨折で花園は踏めなかった。
進学した日大ではいったんラグビー部に入ったが、途中で退部。地元の松戸クラブで子どもたちに教えながら、トップリーグ下部の日本IBMビッグブルーでプレーしていたとき、「自衛隊でラグビーやらないか」と誘われたことが、世界の舞台への入り口だった。
プレーの持ち味は、低く強いタックル。大きな外国選手を一撃で倒してボールを奪い、ディフェンス・ブロッサムズを勝利に導く!
◇
首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。