中日・松葉貴大投手(29)が24日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(ナゴヤ)に先発し、6イニングを投げ6安打1失点と好投した。試合は中日が0-1で敗れた。
同じ相手に3度やられる訳にいかない。強い気持ちを持ってマウンドに上がった松葉が、しっかりと試合をつくり、最少失点に抑えた。
「2軍とは言え、ソフトバンクに2回やられているので。(捕手の)桂としっかり話をして投げました。調子はそんなに良くなかったけど、その中でも大事なところでしっかりコースに投げられたと思います」
最速143キロの速球と変化球とのコンビネーションで若鷹打線に立ち向かった。唯一失点した2回は無死一、三塁から二ゴロ併殺の間に奪われたもの。1回と5回は、それぞれ三塁に走者を背負っても失点を許さず、要所で本領を発揮した。
門倉2軍投手コーチは「インサイドであったり、緩急を付けたり工夫していた。シーズン中はずっと調子がいいときばかりじゃないので、その中で抑えて本人も1つ参考になったと思う」と話した。
シーズンも残すところ約1カ月。「他球団でも移籍した選手が活躍しているので、自分も1日でも早く戦力になりたい。いつ呼ばれてもいいようにしっかり準備をしていきたい」。移籍後初の1軍昇格に向け、アピールする。