ACEBEAM(エースビーム)EC50 GEN3 CREE XHP70.2搭載 26650 充電式フラッシュライト
アカリセンターのHATTAです。本日ご紹介する商品は、ACEBEAM EC50 GEN3です。Generation3、つまり、三代目のEC50です。弊社ブログでは、お初なのですが、三代目になるそうです。三代目の特徴は搭載LEDにあります。CREE社のXHP70.2を搭載。使用電池は、26650形のリチウムイオン充電池 5000mAh。明るく無いハズがありません。最大3850ルーメンのミドルサイズモンスター!簡単な操作性と、携帯性に優れたサイズ感、それに似合わない明るさが魅力の一本です。
全長は132mm、ボディ30mm 、ヘッド40mm 、付属充電池込で約220g
付属充電池を抜いた重さは、約120gとかなり軽量。26650形充電池は、18560形よりも太いので、充電池が占める重量が多くなります。それでも全長は短く、携帯性はかなり優れていると思います。バトンを握るようにして持つ、順手持ちが基本のライト。自然と親指がヘッドのスイッチにかかるので持ちやすいです。
放熱フィンもシッカリとと施されており、把持部のナーリングも滑り止め効果の高い仕様です。テールキャップ部分には、ランヤードホールがあり、付属するストラップが通せます。ヘッドには、落下時にレンズを守るステンレスベゼルを装備。変に短くしようとしない素直なデザインに好感が持てます。
SUREFIRE G2ZXとのサイズの比較。
全長はほぼ同じ。如何にコンパクトであるか分かるかと思います。使用電池の26650が太いだけに、ボディに厚みはありますが、全く太いとは思いません。むしろ、順手で持つなら、これくらい太い方が安定するかと思います。華美な装飾や凹凸もなく、要所を抑えたスタイルは、ACEBEAMの特徴です。
操作方法について
スイッチを1回押すと点灯。点灯後、長押しするとLow、Mid、Hiの順で明るさがサイクルします。任意の明るさで指を放すと、その明るさで常時点灯します。メモリー機能があり、消灯時の明るさを記憶します。点灯後に、再度スイッチを押すと消灯。何れの状態からもスイッチをダブルプッシュで、ターボモードに入ります。ターボモードで作動時間は最大でも1分程度。かなりを熱を持ちますので、その明るさで常時点灯は出来ません。ある一定の熱を持つと、自動減光します。また、3回連続でプッシュするとオートストロボ点滅モードに移行します。
誤点灯防止のロックアウト機能が付きます。消灯時に長押しすると、弱く短く点滅してロックアウトがかかります。これだけ明るいライトになりますので、ロックアウトは必須の機能。解除するには、同じく長押し。再稼働の際は、思っとも暗い1ルーメンで常時点灯します。暗所でいきなり明るく光らないので、安心して点灯を確認出来ます。
レンズ径34mmのスムースリフレクター。CREE XHP70.2を載せるには、少々窮屈な感じもしますが、それ故、その存在感は顕著です。この状態から想像できることは、「光は、飛ばない」ということです。ネガティブな意味ではなく、遠方照射系ではないということです。後ほど、詳しくご紹介しますが、手元からワッと広がる配光と、スムースリフによる実用的な距離照射が望ます。
使用電池は26650形リチウムイオン充電池。定格3.7V 5000mAh。充電池は、ヘッドからも、テールからも取り出せます。どちらのネジ部も、少しでも緩んでいると通電しません。ご使用の際は、必ずテールとヘッドが締まっているかご確認ください。
付属するマイクロUSBケーブルにて充電が可能。26650サイズですと、汎用の充電器のスロットに挿せないことが多いので、これは助かりますね。ちなみに、弊社取扱のH4充電器では、充電が出来ました。
スモークを使っての配光の可視化
中心光軸は、かなり太いです。光源が大きくなりますので、集光はさほどされておりません。
段階調光による明るさの違い
Lowで200ルーメン、Midで1000ルーメン、Hiで1800ルーメン、ターボで3850ルーメン。200ルーメンでは、全く熱を感じません。変に低いルーメン設定ではなく、「明るく使えるLow」と言うのは良いですね。Midの1000ルーメンだと、人肌程度の熱を感じます。加熱具合は穏やかで、常時点灯も不可能ではありません。Hiモードでは、あまりターボと変わらない程度の熱の持ちよう。電池の残量が減ってくるとHiとターボの明るさは曖昧になります。個人的にはトップの明るさも凄いとは思いますが、1000ルーメンがこれだけ連続点灯出来るのが良いと思います。普段遣いであれば、Lowモードでも全然良いですね。
ターボモードの照射
奥の棚までが、約10m。手前から広く明るく照らしている様が分かるかと思います。奥と手前の明るさに差異が少ないことから分かる通り、遠方照射系ではなく、ワイド拡散系の配光となります。広い場所を一度に明るく照らした時に効果を発揮します。
順手持ちのライトは、やはり常時点灯が出来ることが重要かと思います。それは、ユーザーの使い方に因ります。テールにスイッチのあるタクティカルライトは、極短時間の瞬間的な点灯、消灯を繰り返すモデルです。対して、サイドスイッチのあるモデルは、常時点灯で絶え間ない照射を求めるユーザー、例えば業務で言えば、倉庫や施設内の警備、ホビーであれば、長時間のナイトハイクなどの用途が考えられます。
メーカー公称のランタイムは、200ルーメンで14時間、1000ルーメンで2.8時間。LowとHiを適時操作すれば、一晩のタスクを乗り切るのに充分なランタイムが得られます。どうしても、トップのルーメン数に目が行きがちですが、このライトの真価は、スタミナです。携帯性に優れたサイズ感と、実用的な明るさを維持できる明るさの設定が魅力のライトです。
ACEBEAM(エースビーム)EC50 GEN3 CREE XHP70.2搭載 26650 充電式フラッシュライト