ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

やすらぎの刻~道 第90話 石坂浩二、松原智恵子、板谷由夏、名高達男… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『やすらぎの刻~道 #90 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 指紋
  2. テレビ
  3. 楽屋
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  6. 乃木坂テレビ
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  8. 鬼沢専務
  9. 結構
  10. 周年
  11. 石坂
  12. 大変
  13. 名倉
  14. 怜子
  15. お願い
  16. お久しぶり
  17. お年
  18. コネクション
  19. シルバー層
  20. タイトル順

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『やすらぎの刻~道 #90 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。

 

やすらぎの刻~道 #90 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]

巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!

詳細情報
◇番組内容
コンシェルジュ・有坂エリ(板谷由夏)から相談を持ち掛けられた菊村栄(石坂浩二)。 なんと“マロ”こと真野六郎(ミッキー・カーチス)が実験的に周囲にふりまいた噂が総務理事・名倉みどり(草刈民代)の耳に入り、激怒しているという。栄は噂がどのように伝わったのか検証しようとするが…。また、新しい入居者・九重めぐみ(松原智恵子)、岸井さとみ(水野久美)、香川さくら(丘みつ子)、辛坊修(ジェリー藤尾)も活躍!
◇出演者
石坂浩二松原智恵子板谷由夏名高達男草刈民代上條恒彦ミッキー・カーチス橋爪功大空眞弓いしだあゆみ水野久美丘みつ子小木茂光
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
唐木希浩
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎テレビ朝日
【プロデューサー】中込卓也テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
 https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
 https://www.instagram.com/yasuraginotoki/

 

 


(菊村 栄)〈新入居者である
岸井さとみの

天衣無縫な振る舞いに
すっかり頭に来た お嬢とマヤが

懲らしめようと 一計を案じ

かつての音作り職人 チン平と

特殊効果のタニヤンを巻き込んで

井深凉子の幽霊話を仕組んだ〉

〈これは思いのほかの効果を生み

新入居者たちを 恐怖のどん底
たたき込んだのだが…〉

〈この日 やすらぎの郷
一台の黒塗りの高級車が訪れ

2人の紳士が降り立った〉

♬~

(三枝奈々)なんなの? それ。
(冲 正之)ドラ焼きらしいです。

全部?
はい。

九重さんに
乃木坂テレビの方から。

まあ! 石坂さん お久しぶり!

(石坂兵三)お久しぶりです。

鬼沢専務のご葬儀以来
すっかりご無沙汰しちまって。

フフッ… あなた
随分 貫禄がおつきになって。

ご出世なさったんでしょう。

いや まあ おかげさまで。
この春 専務に昇格致しまして。

わあ!
鬼ちゃんの後釜になったんだ!

(柳 年男)
お久しぶりでございます。

どなたでしたっけ…?

ええっ!? お忘れですか?
ごめんなさい。

あっ 嫌だなあ…。

柳ですよ!
あの頃 秘書課にいた。

九重さんのお世話を
ずーっとしていた。

はい。

あっ 思い出した!
指紋がない人。

指紋がない…?

フフッ… 鬼ちゃんが
いつも言ってたんです。

あいつの手を よく見てみろ。
指紋がないからって。

もみ手ばかりしてるから

すり切れちまって
指紋がないんだって。

(2人の笑い声)


はい! その指紋のない
柳年男でございますよ!

こいつ
その もみ手で出世しまして

今は 押しも押されもせぬ
編成局長です。

はあ…。

あら 指紋のない編成局長!

いやいやいや…。
(2人の笑い声)

(有坂エリ)大変お待たせして
申し訳ございません。

理事長の手が空きましたので。

それから あんなにいっぱい
ドラ焼きを頂戴して…。

いえいえ…。

あら! 一風堂のドラ焼き
持ってきてくださったの?

はい! めぐみさんの大好きな!

こちらの皆さんで
召し上がってください。

申し訳ありません。
では どうぞ こちらへ。

はい!
九重さんも どうぞ。

(石坂)
実は 今回 押しかけましたのは

取り入って
一つ お願いがございまして。

はあ…。

(石坂)柳くん 君から。

あっ はい。

では 単刀直入に
本題に入らせて頂きます。

実は 明年4月に

我が乃木坂テレビも
開局60周年を迎えます。

それは おめでとうございます。
(柳)あっ ありがとうございます。

そこで うちでは
来年度いっぱいをかけまして

60周年の記念の特別編成を
組もうと考えております。

その大型編成の目玉として

こちらの やすらぎの郷
入居されている皆様に

全面的にご協力を頂けないかと
お願いに参ったのが

今日 伺った趣旨でございます。

鬼ちゃんが
総指揮を執るんですの?

(柳)はっ…?

もちろん 鬼ちゃんのプロデュース
ですよね?

あの… 鬼沢専務は

7年前 すでに
他界なさっておりますが…。

えっ…?

あっ… 鬼ちゃん 死んだの?

はい。

そうでしたっけ…?
(柳)ええ。

(柳)ああ… それでですね

昨今 テレビは
若年層に乗っ取られ

恥ずかしながら
我々 テレビ局員も

大手プロダクションの
顔色をうかがい

向こうの言いなりになるばかりの
なんとも情けない状態です。

しかも プロダクションは
若い才能を 使える時だけ使って

すぐに使い捨てる。

昔は しっかりした映画会社が

きちんと
それぞれに役者を養成し

商品にしてから世に出した。

こちらに いらっしゃる
俳優の皆様も

そういう時代を
生き残ってこられた方々です。

実は そういう方々こそが
今のテレビを作った方々なんです。

今は亡き 加納英吉さんが
そういう方に報いるために

この やすらぎの郷
お造りになったのは

実に見事なご英断だったし

死んだ鬼沢も その事は
いつも申しておりました。


そこでです。

私どもの局が
今回 開局60周年を迎えて

その記念事業を
立ち上げるに当たり

一体 どういう番組を作れば
本当の意味で

テレビの歴史を
その貢献者たちを

振り返る事ができるのかと
考えた時に

ぜひとも
この郷で暮らしておられる

いわば
テレビ史の生き証人の方々に

大挙 ご出演頂いて
いろいろな事を

世に問うて頂けないかと
思ったのが

私どもの
そもそもの企画意図であり

お願いであります。

素敵だわ!
(柳)ありがとうございます。

それで 我が局では
来年に向けまして

そのための特別チームを
作りました。

補足しますが
今や この国は高齢化社会を迎え

テレビそのものの視聴者も
若者層からシルバー層に

移行しつつあるように
思えるのです。

そういったシルバー層に
ターゲットを絞って

家庭の娯楽としての
テレビというものを

もう一度
根本から見直そうではないか。

そのために
ぜひとも このやすらぎの郷

全面的にご協力頂けないか
というのが

今日 伺った我々の目的です。

うん…。

おっしゃられる事は
よくわかりました。

大変 素晴らしいお考えだと
思います。

(名倉)ただですな…。

こちらに入っておられる方々には

すでに もう
人前に出る事を拒否されて

静かに
晩年を ここで過ごす事を

最後の人生と
考えておられる方々も

多々おられます。
わかります。

少し 皆さんの考えを
ただしてみないと

我々の一存では
なんとも お答え致しかねます。

よーくわかります。

少々 お時間を
頂けますでしょうか?

もちろんです。

我々も
前向きに考えさせて頂きます。

ぜひとも…。
(2人)よろしくお願い致します!

〈そんな話が起こっていた事に

私は 全く気がついていなかった〉

(ため息)
どう思う?

うん?

結構 これ
具体化するについては

いろいろな問題があると思うけど。

私も そう思います。
ねえ。

今さら
世に老醜をさらしたくない方も

いらっしゃるしねえ。
うん…。

菊村先生に相談してみたら?

うん そうだな。
(ため息)

あっ… ねえ 君。
(エリ)はい。

あの人 大丈夫なのかねえ?

(エリ)どなたの事ですか?

九重さんだよ。
さっき あの人 変な事 言ったろ?

とっくに死んでる人の事を
まだ生きてるって

錯覚してたみたいな…。

ああ そうそう。
私もドキッとした。


あの人 少し 認知症
入りかけてるんじゃないか?

一度 簡単な検査してみようか。

どういう番組を
作りたいんですか?

どういう…?

ええ。 あの…
ドキュメンタルなものとか

バラエティーとか
うーん… トークショーとか…。

あるいは ドラマか。
うん…。

ドラマは大変ですよ。

セリフ覚えられる人が
この中に何人存在するか…。

まあ そこらも
これから考えるらしいんですけど。

要するに
あちらの意図するところは

半分忘れられかけた
大スターたちを

ずらりと
そろい踏みさせたいわけでしょ?

(ノック)
はい。

(ドアの開く音)
(エリ)失礼します。

(ドアの閉まる音)

こちらで
よろしかったでしょうか?

ああ これ これ。

(名倉)ふーん…。

いやあ きれいだねえ…。

(エリ)本当に!

皆さん
輝いてらっしゃいますねえ。

(名倉)うん。

この写真 見るだけで 心震えるよ。

なんか 自分の青春時代に
タイムスリップしちゃう感じで。

(みどり)でもねえ…

今の現実の皆さんが
一堂に会する事になったら…。

あの… ここで撮るんですか?

それとも 局のスタジオで…?

それは まだ。

皆さん それぞれ
お年は取っていらっしゃるけど

プライドだけは 昔と変わって
いらっしゃらないからねえ。

うん そうだな。

無謀だよ! 現実離れしてるよ。

だよなあ~…。

大体 まず これ あの…
タイトル順だけだって

大もめに もめるよ。
(ロク)ああ そうそう。

昔さ 東映
片岡千恵蔵っていう御大とさ

市川右太衛門
2人の御大がいてさ

それがさ 共演する時

千恵蔵御大の名前が
先に来るポスターと

右太衛門御大が
先に来るポスターと

同じ数だけ刷って 配りに行った。

そうそう…!

タイトル順ってのはさ
結構ね こだわるんだよ みんな。

いや 俺は 全然
表面的には 気にしないよ

なんていう顔してるけど

実際には それで お前
結構もめたりするんだよ。

そうだよ。 それに
楽屋だって もめるよ~。 うん。

あの人より 私のほうが…

あの人のほうが
楽屋が いい楽屋だとかさ。

それから トイレに近いとかね。
ああ ああ ああ…。

ソファが
うちのは布張りなのに

あの人のところは
革張りだとかね。

そうそう そうそう!
(一同の笑い声)

そんな事まで
気になさるんですか!?

なさいます なさいます。

それじゃあ
お年の順で決めてしまえば?

いや 駄目です。
駄目ですか?

ええ 通用しません。

いや それぞれが活躍した時代

知名度
一番だったわけですからね

今でも まだ
自分が一番だと思ってます。

そうか…。

じゃあ あいうえお順とか。
ああ…!

いけません。
あいうえお順よりは

いろは順のほうがいいって人が
出てくるでしょうし

いや ABC順のほうがいい
っていうのも

また 出てきたりします。

今頃 そんな事おっしゃる方
いらっしゃる?

私は全然こだわらないけど。

(香川さくら)私も。
(めぐみ)私も!

(怜子)ねえ なんで
そんな事 心配なさるの?

むしろさ 嬉しい事じゃない。

昔のみんなが一堂に集まれて。

大体さ これさ
めぐみさんのコネクションで

乃木坂テレビが
言ってくれた事なんでしょう?

(怜子)そんないいコネクションが
あったっていうのに

むげに断るっていうの

めぐみさんの顔が
立たないんじゃない? ねえ?

(怜子)どうしたの? めぐみさん。

どうしたの?

(めぐみ)なんでもないの。

ただ 乃木坂テレビには

昔 鬼ちゃんが 私のためだけに
作ってくれた楽屋が

今もあるのよね。

(めぐみ)その楽屋に
どなたかが お入りになって

私が 小さなお部屋に
入れられてる姿を想像したら

なんとなく
涙が出てきちゃって…。

ごめんなさい
これは私のわがまま。

めぐみさん…。

いいの。 もう忘れて。

私 鬼ちゃんの専務室を
使わせてもらうから。

あそこには 今も

セミダブルのベッドが
置いてあるし。

あの… 鬼ちゃんって
鬼沢専務の事ですか?

そうよ。

あの方 もう とっくに
亡くなられたんでは…。

何おっしゃるの!
ゆうべも 私 電話で。

あっ いけない!
鬼ちゃんに頼まれたんだわ。

秀さんに大事な言付け!

ちょっと ごめんあそばせ。

♬~

(さくら)ねえ あの人 大丈夫?

もしかして
だいぶ… 認知症きてない?

ハッハッハッハッ!
きてる きてる!

確実にきてる!

〈とにかく
どうでもいいトラブルの種が

やすらぎの郷
まかれたわけで…〉

(お嬢)やすらぎの郷
もう おしまいね!

(高井秀次)
皆さんの説得は 私がやります。

(宗匠)あんた 出るんでしょ?

(司会者)盛大な拍手を
お送りください。