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怨獄の薔薇姫 作者:パッセリ

第三部 遷都転進編

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[3-1] 即陥ち3000文字劇場

大変長らくお待たせいたしました

 陽光を受け翻る旗に描かれたるは、聖印と、神の息吹を現す螺旋の光。

 信仰の守護者にして大陸最古の国家・ディレッタ神聖王国の国章だ。


 おびただしいほどの数の兵が街道を進んでいた。

 装いに個々の差異はあれど、共通しているのはひたすらに『聖印』の存在が目立つこと。

 はためく軍旗もそうであるし、騎士鎧の胸部にレリーフのようにでかでかと刻まれているものもあるし、あるいは鎧の上に着るサーコート、ベルトに吊り下げた小さなもの、雑兵すら手に胸に聖印を提げている。

 向かう先は、北。シエル=テイラの地。


 そんな絢爛たる軍勢の行進を見つめる影があった。

 街道からは豆粒ほどにしか見えないであろう場所、緑の絨毯に覆われた丘の上に伏せ、魔動双眼鏡で軍勢を観察しているのは、動きやすい服装に軽装のコルセットメイルという、冒険者風の格好をした(少なくとも外見的には)少女だった。


 * * *


 テイラルアーレ王城の作戦会議室は、部屋を雷雲で満たしたかのような緊張感に包まれていた。

 無骨な長机を囲むのはエヴェリス、ミアランゼ、アラスター、ウダノスケなど、ルネの配下の中でも主立った者たち。

 最奥の壁に掲げられた血薔薇の軍旗を背負ってルネが座り、その対面には南から帰還したばかりのトレイシーが控えていた。


「まずはご苦労、トレイシー。偵察りょこうはどうだった?」

「いやぁ……この季節、もう向こうは暖かいんだね。防寒のマジックアイテムがあれば寝袋無しで野宿できたよ」


 議事進行役のエヴェリスが口火を切ると、トレイシーは感心した様子でそう言った。

 彼は強行軍的な日程で偵察に出ていたのだ。


 ディレッタ神聖王国がシエル=テイラ亡国攻略部隊を編成している……

 その情報が入ったのは、半月ほど前のことだった。

 エドフェルト侯爵はディレッタ重臣のドラ息子であるエルミニオ・ドロエットを通じて、ディレッタにも協力を要請していた。そのため既に流れはできていたし、この展開事態は予想できていたとも言える。

 ただ、それでもディレッタの動きは急だった。

 この戦支度、『ルネがエルミニオを殺害した』とどうにかして嗅ぎつけたらしいドロエット家が大回転の活躍をしたという噂もあるが、真偽は不明。遠く離れたシエル=テイラからディレッタの内情は知り得ない話だ。


「数は」


 端的にルネが問う。

 ちなみにルネは、部屋に備え付けの椅子だと肩から上しか机に出ないので特別に嵩上げされた椅子に座っていた。

 ファミレスのお子様椅子を連想してルネはかなり渋ったが、座高不足の方がサマにならない気がして苦渋の決断をしたのだった。


「……5万で済めばいいね」


 トレイシーはちょっと意地悪く笑って、白魚のような指をびしっと拡げた。


 声を出す者は居ない。

 ただミアランゼが三角形の耳を伏せた。


 現在、ルネの手元にある戦力したいは約8000。

 本土防衛であるならば、地脈からの魔力供給を受けてアンデッドを維持しルネの負担を軽減するという手も使えるが、それでも数が足りない。

 そして、数で負けているのみならず相性も悪い。アンデッドは自らの邪気を聖気で中和されてしまえば存在を維持できなくなって滅びるが、逆に人族は多少の邪気を浴びてもすぐには死なない。

 ディレッタ神聖王国軍は聖気の扱いに長け、神聖魔法の使い手も多い。物量で押し潰そうと考えるなら、敵の何倍のアンデッドが必要になることか。


「もちろん、戦闘要員だけ数えてこの人数って話だよ。

 細かく見ていくと騎兵が約3000、空行騎兵が200……

 あ、そだそだ。驚いたのは『荷馬車』が見当たらなかったこと。操機兵隊っぽい集団は見かけたのに、そいつらの使う魔動機械アーティファクト兵器は見当たらなかったんだ。

 もちろん馬や騎獣を牽いてる人は居たけれど、個人の荷物くらいしか積んでなかったね」

「やっぱりかー。輸送用のマジックアイテムを相当持ち出してるね。ディレッタは本気だ。

 自分の足で歩く奴しか居ないなら行軍用の魔法が覿面に効く。こっちに来るまで一週間あるかどうか」


 エヴェリスが悲観的な予測を述べた。

 不眠不休で動けるアンデッドにとっても、迎撃のための準備時間が足りない。


「それより驚いたのは神殿騎士団の数かな。

 聖印だけの旗を掲げてるのは神殿騎士団だよね? 兵力にして5000くらいはそれだったと思うよ」

「本部の神殿騎士団がそんだけ出てくるかあ。魔王軍と戦う時くらいしか、まともに軍事行動しないってのに」

「あと、途中の街で魅了耐性のアクセサリーが軒並み買い占められてるってさ。

 ノアキュリオの補給部隊を潰した時の戦いの話、伝わってるみたいだね。

 ノアキュリオが伝えたのか、ディレッタが勝手に盗み聞きしたのかは分かんないけど!」

「きっついなー。全員にアクセサリー持たせるのは無理にしても、神聖魔法の使い手が一定数残れば魅了は解除されちゃうからね」

「冒険者や傭兵は少ないっちゃ少ないかな。全部で1000くらいだったと思う」

「ふーん。対アンデッド戦となったらディレッタ軍と神殿騎士団の方が有利だろうからし、ヘタに肉盾を増やしてもアンデッドの材料にされるだけと判断したか……」

「問題は内訳だよ。1000のほとんどが『白斧旅団』で、残りは第五等級以上の冒険者で固めてるらしいって」

「ちょっとちょっとー、ディレッタさん。採算取れるんですー?」


 書記役のスケルトンがトレイシーの報告を壁の黒板に次々書きだしていく。

 エヴェリスは淫猥な紫色の髪を掻き乱して頭を抱えていた。


「『白斧旅団』?」

「ディレッタを中心に活動してる有名な傭兵団だよ。

 金にはがめついけど、一人が兵隊五人分の働きをするって評判」


 ルネの疑問にはトレイシーが答えた。


 傭兵と冒険者の違いは少々曖昧だが、一般的には対人・対軍の戦闘をする者が傭兵と呼ばれる。小口の客は冒険者を雇うので、傭兵は必然的に大口顧客を求め、大所帯になるものだ。

 冒険者ギルドに属さず冒険者的な依頼を請ける者が『フリーの傭兵』を名乗ることもあったが、こういう輩は遅かれ早かれ冒険者ギルドに目を付けられ、あまり愉快ではない目に遭うことになる。


 小国同士の戦いなら、強い傭兵団をどちらが抱き込むかで勝敗が付くことさえあり得るものだ。

 有名な傭兵団となれば兵数以上の脅威と言えるだろう。


「それで……本題だけどさ、トレイシー。『滅月会ムーンイーター』は何人居た?」

「ふふん、ちょっと深入りして人数確定させてきたよ。褒めて褒めて」


 エヴェリスが勿体ぶって言うと、トレイシーも勿体ぶって応える。


「戦闘員が23人。そのうち、『齋師』? って言うんだっけ? その位階を持ってる上位者が3人だって」


 会議室に沈黙が満ちた。

 書記スケルトンの無慈悲なチョークの音だけが、時限爆弾の針の音みたいに部屋に響いていた。


「エヴェリス、あなたの分析を聞かせて。……勝てる?」

「まあ……無理だね。相手は油断も慢心も無い。こっちを3回は滅ぼせる布陣で出て来たって感じだ」


 エヴェリスは無念を滲ませながらも、言葉を濁さず断言した。


「なにしろ相性が悪すぎる。現下の戦力で正面からぶつかれば、『滅月会ムーンイーター』の戦闘員10人でこっちを全滅させられるだろう。その倍も居るとなったら誤魔化すにも限度があるよ。強力な『個』の戦力である以上、対軍の作戦も通じない。

 しかも、そいつらは単独で来るわけじゃない。強大な軍勢の一部として、数では抑えがたい姫様やウダノスケみたいな飛び抜けた強者を狙ってぶつけてくる気だろう。

 そうなったら敵軍を止めようがない」


 ルネとしてもエヴェリスの分析に反論する材料は特に持ち合わせて居なかった。

 軍勢の数でも質でも圧倒的に劣っている。籠城戦になれば、士気も補給も関係ないアンデッド主体の軍勢は有利になるが、相手の兵数や攻城兵器の数が圧倒的なら結局押し切られる。

 空行騎兵の数も違いすぎる。制空戦闘で負ければ間断なく上空からの攻撃に晒され、籠城戦自体難しくなるだろう。

 さらに警戒を要するべきは『滅月会ムーンイーター』だ。『滅月会ムーンイーター』の奥義・『戦闘聖紋スティグマ』の恐ろしさはルネ自身が身を以て思い知っている。いくらルネが自己強化を図ったとは言え、あんなものを一度に何人も相手にできるとは思っていない。


 軍対軍の戦いで負け、精鋭対精鋭の戦いでも負ける。即ち、それは。


「姫様、ここは参謀としての責任を果たすため進言したい」

「皆まで言わないで、エヴェリス。分かってるわ」


 ルネはエヴェリスの言葉を遮って、決定を下した。


「シエル=テイラ亡国は首都テイラルアーレを放棄する」


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