WBOフライ級タイトルマッチが24日、名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで行われ、王者の田中恒成(24)=畑中=が同級1位で挑戦者のジョナサン・ゴンザレス(28)=プエルトリコ=を7ラウンド2分49秒TKOで下し、2度目の防衛に成功した。3ラウンド終盤に右をボディに打ち込みダウンを奪うも、4ラウンド終盤には左フックを打たれてダウンを奪われる展開。その後は一進一退の攻防を繰り返すと、田中は7ラウンドで猛攻を仕掛けると3度のダウンを奪い、最後はレフェリーストップでTKO勝ちした。
これで田中は14戦全勝8KO。19日の公開練習では夏の甲子園で4強入りした母校・中京学院大中京高が7回に大量点を奪っていたことで「7ラウンドぐらいで(KOを)」と7回KOを予告していたが、予告通りの結果。試合後のインタビューでは「ちょっと疲れました。ゴンザレス選手はスピードがあってうまくいかなかった」と話すと、自ら母校の話を持ち出し「オレも7回で勝てた。あやかりました~」と絶叫した。