地元からは3選手がエントリーされた。その中で大黒柱となりそうなのが原田幸哉だ。2017年に愛知支部から長崎支部へ移籍。現在は名実ともに地元の顔として活躍している。
その原田に感化され今年ブレイクしたのが桑原悠。2月の九州地区選でGI初優勝を決めると、3月のクラシックでは勢いに乗って優出(3着)まで果たした。伸びに特化した調整に自信を持っており、今回も直線勝負でアピールする。予備から繰り上がり出場となった中村亮太も忘れてはならない。6月のグラチャンでは養成所時代に同期だった柳沢一がSG初制覇。その刺激は当然受けているはずで、この大舞台で力は遺憾なく発揮する。
遠征組では7月のオーシャンCで2年半ぶりにビッグタイトルを手にした瓜生正義が返す刀でSG連勝を狙うが、例年夏場に調子を上げてくる菊地孝平や毒島誠も侮れない。昨年は負傷もあって思うように走れなかった篠崎元志は今年、一般競走を主戦にSGの舞台に戻ってきた。ここから年末に向け猛チャージをかけたいところ。前出の桑原に加え、大会初出場となる小野生奈とLチャンピオンを勝ったばかりの大山千広の活躍にも期待したい。