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【サッカー】

松本が3カ月、11戦ぶり勝利 古巣・浦和から29歳・阪野がJ1初ゴール

2019年8月23日 22時46分

浦和―松本 浦和に勝利しサポーターの前で喜ぶ(左から)松本の阪野、高橋、パウリーニョ

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◇J1第24節 浦和1ー2松本 23日埼玉スタジアム

 松本が勝った。5月26日名古屋戦(豊田ス)以来、実に3カ月、11戦ぶりの勝ちどきを上げた。敵地の埼スタで歓喜の輪が咲く。反町監督は「かなり苦しい思いをしてきたが、(練習の成果が)少しずつ実となって現れたのはうれしい」と静かに喜びをかみ締めた。

 前半19分、浦和にあっけなく先制されながら、「後半20分までは我慢しよう」(同監督)と“死んだふり”だった。粘って耐え、狙い通り、後半20分に町田、同37分に宮阪を投入した。一気にギアを入れ、攻勢に打って出る作戦が見事に奏功した。

 同30分、元浦和の29歳FW阪野のヘッドで追いついた。苦労人が挙げたJ1初得点。「浦和は育ててもらったクラブ、悔しい思いをしたクラブ。いい相手に決められた」。チームが勢いづくと、後半38分にはDF高橋が右ボレーをゴール右上に突き刺した。今季24戦目で、初の逆転勝利だった。

 残留争いへ、松本にとっては貴重な一歩。殊勲の阪野は「来年もJ1で戦えなければ意味はない。この勝ちで、流れも雰囲気も変わると思う」と笑みが絶えなかった。(松岡祐司)

 

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