今回は、CGC加盟店で販売されているウイスキー「嶺(れい)」を飲んでみます。
GCジャパンは、1973年に、東京のスーパー、三徳の一部門が独立して設立された会社で、全国の中小スーパー向けのプライベートブランドの提供や、様々な商品の共同仕入れを行うコーペラティブ・チェーンです。
現在では、北海道において最大のシェアを誇るアークスグループを抱えるなど、その規模は小さくはありません。
そのCGCが販売するウイスキーが「嶺(れい)」です。
製造は宝酒造が行っています。
内訳を見ると、モルトとグレーンの他にブレンド用アルコールが使われ、アルコール度数も37度と、宝酒造が販売するキングウイスキー凜とそっくりです。
ただ、札幌にあるアークスグループのスーパーでは凜も併売しているため、何とも謎です。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはマスカットとカラメルが感じられます。
口に含むと、アルコールからの刺激は意外に少なく、マスカットと青リンゴが先に訪れ、カラメル、バニラの甘い香りがついてきます。
味わいはアルコールから来る辛みはそれなりにありますが、その後は酸味がやってきて、後味に甘みを感じます。
ロックにすると、レモンピールの様な渋い香りが先に訪れ、後から軽いピート、カラメルが続きます。
味わいは、苦味が先行し、後から酸味がほのかに得られます。
ハイボールだと、マスカット、青リンゴの香りがほのかに香ります。
味わいは酸味がほんのり感じられます。しかし後からビターが目立つ様になります。
香りにおいては、宝酒造が出している凜セレクトとは異なりますが、ロックにする時点で香りがかなり薄れる印象があり、凜セレクトよりも従来品の凜に近いものになっています。
720mL、アルコール度数37度、価格は600円ほど。
どこかで見た様な格安ウイスキー
C現在では、北海道において最大のシェアを誇るアークスグループを抱えるなど、その規模は小さくはありません。
そのCGCが販売するウイスキーが「嶺(れい)」です。
製造は宝酒造が行っています。
内訳を見ると、モルトとグレーンの他にブレンド用アルコールが使われ、アルコール度数も37度と、宝酒造が販売するキングウイスキー凜とそっくりです。
ただ、札幌にあるアークスグループのスーパーでは凜も併売しているため、何とも謎です。
加水で極端に薄くなる点は同じ
ではストレートから飲みます。グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはマスカットとカラメルが感じられます。
口に含むと、アルコールからの刺激は意外に少なく、マスカットと青リンゴが先に訪れ、カラメル、バニラの甘い香りがついてきます。
味わいはアルコールから来る辛みはそれなりにありますが、その後は酸味がやってきて、後味に甘みを感じます。
ロックにすると、レモンピールの様な渋い香りが先に訪れ、後から軽いピート、カラメルが続きます。
味わいは、苦味が先行し、後から酸味がほのかに得られます。
ハイボールだと、マスカット、青リンゴの香りがほのかに香ります。
味わいは酸味がほんのり感じられます。しかし後からビターが目立つ様になります。
香りにおいては、宝酒造が出している凜セレクトとは異なりますが、ロックにする時点で香りがかなり薄れる印象があり、凜セレクトよりも従来品の凜に近いものになっています。
720mL、アルコール度数37度、価格は600円ほど。
<個人的評価>
- 香り C: マスカット、青リンゴが先行、バニラやカラメルが追いかける。加水でレモンピール。加水で大きく薄れる。
- 味わい D: ストレートでのアルコールの辛みは強め。 その後は酸味、甘みへ続く。加水で苦味が目立つが、ストレートより大きく弱まる。
- 総評 D: 凜セレクトよりワンランク落ちる。値段相応と言えばそれまでだが...。