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【グラニュース】

ジョー、荒ぶれ 「強引でもいい」風間監督、ゴール熱望

2019年8月24日 紙面から

ドリブルするFWジョー(左)(後方左から宮原、吉田)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(川本光憲撮影)

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 ジョーよ荒ぶれ!!名古屋グランパスは24日、横浜Mと戦う。風間八宏監督(57)は、12戦無得点でシーズン5得点止まりの昨季得点王FWジョー(32)について、ストライカーの存在証明はゴールだと断言。強引にでもシュートを打って、ネットを揺らすプレースタイルを求めた。チームは23日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習。最終調整した。

 勝利への近道は、昨季得点王の大爆発しかない。風間監督からジョーへの要求はシンプル。ゴールだ。

 「彼は前線でたくさんのものを引きつけてくれている。ただ、彼には点を取ってもらわないと困る。それが一番の仕事。そこは個人をもうひとつ磨かないといけない」

 前線でボールを収める能力はずぬけているし、ジョーが複数の相手DFを引きつけてフリーの選手をつくり出しているのは分かっている。唯一、足りないのはゴール。指揮官も「多少、強引でもいい。少しはやってくれている」と語る。多少の強引さで無得点なら、荒ぶるぐらいがちょうどいい。

 昨季24得点に対し、今季5得点。FW前田、MF和泉に並ばれているのは明らかな異常事態。シーズン7点ペースはあまりに寂しい。

 ジョー復調へ手も打ってきた。指揮官は「チームは速くなっているし、狭くなっていて、その中でやるためには今までよりもう一つ高いレベルにならないといけない」と分析。スタッフと話し合いジョーの個人メニューを設定。居残り練習を課し、体のキレを出させてきた。ゴールハンターとしての嗅覚を研ぎ澄ましている過程のジョーは冷静に「強引にいくところと、そうでないところを判断しながら勝利に貢献したい」と意気込んだ。

 

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