イラストや手描きアニメーションの制作を手掛ける浜松市中区在住の柏森たま（本名・清水苑子）さん（２１）＝静岡文化芸術大デザイン学部四年＝による個展が十九日、同区田町のイベントスペース「セトラ」で始まった。二十五日まで。入場無料。

　浜松市の街中を背景に十代の少女を描いたイラストなど約三十点を展示した。会場内のモニターには、柏森さんが手掛けた手描きのアニメーションも流しており、ポップな音楽に合わせてかわいらしい少女を表現している。

　地元・浜松の人たちに作品をより知ってもらいたいという柏森さん。「ノスタルジックな世界観にこだわった。かわいさの中にあるおぼろげで憂いを帯びた表情がある」と作品について説明した。

　最終日の午後六時からは、実際にイラストを描き、出来上がるまでの工程をモニターに映す「ライブペイント」を実施する。午前十一時～午後七時。問い合わせはメール＝info@hiyokokan.com、ツイッターアカウントは@tama0104

（鎌倉優太）